梅雨前の洗車は重要!?車をきれいに保つために

2025/05/27 (火) 16:30[2025/05/28 (水) 11:19 更新]

梅雨入りを前に、タイミングが悩ましいのが車の洗車。雨で汚れるから「今はやめておこう」と思う人も多いのではないのでしょうか?ところが専門家は、梅雨入り前に洗車を怠ると車体が劣化するリスクがあると注意を呼びかけています。街の人に、洗車のタイミングについて聞いてみると。

街の人
「ちょうど洗車をしようと思ったが、温かいから家でします。車の後ろだけは週に1回はやっています。梅雨になると雨が降るから洗車はしないです」
「黄砂がまだきているから終わってから、雨に任せようと思います」
「雨が降るときは洗車はしないです。雨が降ったら洗い流してくれるので」

春先の「黄砂が飛来する」際や、梅雨入り前後の「雨が降りそうな」際には洗車はしたくないという声が多く、なかには「雨で洗い流す」という意見もありました。ところが。

アース化研 企画開発部 西田誠宏部長
「雨が降る前に洗車をするのは重要なことです」

こう話すのは、車体の塗装などに詳しいコーティングメーカーの西田さん。

「酸化共鳴とも業界では呼んでいます。黄砂の中にも金属成分が含まれていて、水分と混ざり酸化して塗装部分にダメージを与えます」

車が汚れた状態で雨が降ると、「酸化共鳴」という現象が起こり劣化につながるというのです。酸化共鳴とは、黄砂やホコリなどの汚れが車体の表面に付着し、そこに微弱な酸性である雨が降ることで付着した汚れも酸化が進む現象です。汚れをそのままにすると車の塗料やワックスも酸化し始め、ボディーが傷つくといいます。

「ボディーにいかに汚れを付けておかないか、こまめな洗車が欠かせないのです」

こちらは福岡市内の洗車専門店。週末には1日40台ほどの車を洗車しています。これまでに1万台以上の洗車実績を持つ松永店長に洗車のポイントを聞きました。

ポイントその1・黄砂がたまる場所は念入りに!

キーパーラボ博多店 松永章宏店長
「(Q黄砂はどこにたまりますか)多いのはボンネットや屋根です。上を向いているところがたまりやすく、風によって黄砂は飛んでくるので、窓枠のゴムの隙間とかにたまります」

付着した汚れの酸化による腐食を防ぐためにたまりやすい場所は徹底的に洗いましょう。

ポイントその2・流しっぱなしは要注意!

「汚れたからといって水道水で流して放置するのは止めた方がいいです。水道水に含まれるミネラルという成分が(水が)乾いて付着して、紫外線に当たって”水染み”になってしまうので拭き上げるのがポイントです」

水道水にはカルシウムやナトリウムなどのミネラルが含まれており、これが固まることでシミの原因になります。洗車場ではこうしたミネラルを含まない純水で仕上げています。そして汚れを残したまま夏を迎えると注意したいのが紫外線です。

「7〜8月の紫外線が強い時期に紫外線を受けると、車が汚れていると傷んでしまうので定期的に洗車はしたほうがいい」

月に2度ほど洗車し、拭き上げることが劣化を防ぎ車体をキレイに保つコツということです。

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