医薬品がコンビニで買えるようになる? 2年以内に実現を目指す

2025/05/19 (月) 16:30

医薬品の製造・販売に関する規制を定める医薬品医療機器法の改正法が5月14日、成立し、医薬品の買い方にも今後変化が出てくることになります。

まずは街の人にこんな質問をしてみました。
「コンビニにあったら便利だと思う物はなんですか?」

街の人
「ちょっとした薬、せき込んだりしたときに薬局にいかないといけないのは面倒くさいです。夜遅くにコンビニに(薬が)あるといざというときに助かります」
「薬は(コンビニで買えると)便利だと思います」
「ドラッグストアは24時間営業ではないので、コンビニの方が便利です」

記者
「法律が変わることによって、これまでドラッグストアでなどでしか買えなかった医薬品がコンビニでも買えるようになります」

どのように変わるのか。福岡市内のドラッグストアを訪ねました。

大賀薬局薬剤師 大賀彩益子さん
「今までは薬局やドラッグストアでしか基本的には医薬品が販売できませんでしたが、2年以内にどこのコンビニでも医薬品が販売できるようになります」

医薬品は、効果や副作用の程度に違いがあるため、消費者が安全に使用できるよう、1類から3類、そして医薬部外品などに分けられています。3類以上の医薬品は登録販売者や薬剤師がいる店舗でなければ買うことができません。法改正によりどのような仕組みに変わるのでしょうか?

「オンラインで薬剤師や登録販売者につなぎ、飲み合わせの相談・副作用リスクの説明を受けて、相談を受けたという証明書などが発行され、近くのコンビニで買うことが想定されます」

こちらの薬局では「深夜に薬が必要!」といった客の要望に応えるため、福岡市内の2カ所で薬剤師などが24時間常駐する「コンビニ併設店舗」を運営しています。この経験から、店舗数が多く24時間営業のコンビニで医薬品の需要は十分にあると見込んでいます。

「例えばロキソニン(頭痛薬)。夜中でも頭が痛くなり手持ちにない場合、買いにくる人が多いです」

他にも、子ども向けのせき止めや目薬なども対象です。ただ、薬が手に入りやすいことで懸念されるのが、若者に広がる薬の乱用「オーバードーズ」です。

「今問題になっている薬についてはオンラインであっても、より厳しい法改正になってくると思います」

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