福岡で生まれたゴミ処理技術がチュニジアへ 「温室効果ガスの削減に」

2025/05/26 (月) 16:30

福岡市 高島宗一郎市長
「福岡市で生まれたゴミの埋め立て技術・福岡方式がチュニジアで初めて導入されます」

チュニジアへの導入が発表された「福岡方式」。1975年に市と福岡大学が共同開発したゴミの埋め立てシステムで現在、日本国内のほとんどの埋め立て地で採用されているほか、これまで海外21カ国に導入されてきました。埋め立て地に設置した配水管から空気を入れることで、微生物を活性化させゴミの分解を促進。温暖化の要因となるメタンガスの発生を抑えるこのシステム。低コストでありながら温室効果ガスを最大50%ほど削減できるのが魅力です。5月26日は、福岡市西区にある埋め立て地で開かれた合同研修に、チュニジアからの研修生5人が参加しました。チュニジアでは人口増加に伴い、年々ごみの量が増え社会問題化しています。特に「低コスト」な点が福岡方式導入の決め手となりました。研修生は「福岡方式を導入することで温室効果ガスの削減や悪臭被害の防止につなげたい」と話していました。現地では7月に工事を開始し2026年1月から稼働する見通しです。

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