備蓄米の店頭販売始まるも 小規模米店には届かない現状

2025/06/02 (月) 16:30

コメの価格高騰を受け、東京などでは2022年産の備蓄米の販売が始まりました。さらに政府は2021年産の備蓄米、いわゆる「古古古米」の提供も始めます。

今回の提供対象は中小規模の米店やスーパー。政府が想定する店頭での販売価格は5キロあたり1800円程度です。

この備蓄米を巡って町の米店では、不公平感を指摘する声も上がっています。

中島巧海さん
「うちは入らないですね」

その理由は契約条件の厳しさ。今回の備蓄米は10トン単位で配られる仕組みのため小規模店舗では保管場所の確保が課題になります。

「町の米店で10トン車を前に止められるような所はそう多くはない。条件としては厳しいと思います」

さらに販売期限も設けられています。

「8月末までに売り切らないといけないのですが、さすがに10トンを1店舗では無理です」

一方、消費者からは品質を心配する声もあります。中島さんに注意点を教えてもらいました。

「保管は低温保管がいいので、密閉容器に入れて冷蔵庫。コメの世界は宝くじと一緒で、当たり外れがあるので、当たりであればそこまで気を遣わなくていいけれど、外れだと早めに食べきることが一番大事です」

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