【朝倉市】大雨への備え進む 排水機能を10倍以上に

2025/06/09 (月) 16:30

本格的な雨の季節。度重なる大雨の被害を受け準備が進んでいる場所があります。朝倉市の「原鶴地区」。温泉旅館が軒を連ねるこのエリアに増設されたのが「排水ポンプ」大雨が降った際に貯水池にたまった水を逃がすための装置です。

朝倉市建設課 西田茂課長
Q.設置の狙いは何ですか
「平成24年(2012年)から度々原鶴地区が浸水していて、浸水をどうにか解消したいためです」

「原鶴地区」は筑後川と大雨の際に水を流すためにつくられた「分水路」に囲まれていて「浸水被害」が慢性化していました。2023年7月の豪雨では先ほどの貯水池の水があふれ旅館の多くが床上浸水。臨時休業を余儀なくされる事態も起きています。

「最近の大雨は、降り方が変わってきています。その対策に苦慮していました」

頻発する豪雨による被害をなくすため。今回は2億円以上をかけた大規模な補強で、これからは今までの10倍以上の1分間に約100トンを排水できるようになります。朝倉市は今回の補強で、2023年と同じ規模の雨が降り続いたとしても建物の床上浸水を防ぐことができるとみています。9日は、市の関係者らと使用方法などを確認。大雨が予想される10日も稼働できるということです。

「この機械を導入することで少しでも安心・安全に暮らせるような地区にしたいです」

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