福岡大空襲から80年 福岡市で戦没者追悼式 

2025/06/19 (木) 16:30

死者・行方不明者が1100人以上にのぼった1945年6月19日の福岡大空襲から、6月19日でちょうど80年です。福岡市では遺族らが集まり追悼式が開かれました。

19日午後、福岡市役所では、80年前の福岡大空襲や、海外からの引き上げ途中で亡くなった市民らあわせて1万2000人あまりを追悼。戦没者の遺族らが集まり会場は深い祈りに包まれました。福岡市で執り行う追悼式は以前、博多区の冷泉公園でも実施されていましたが、遺族の高齢化などを理由に2年前から屋内の福岡市役所のみで開かれています。幼少期を旧満州で過ごした遺族代表の中村博幸さんです。

遺族代表・中村博幸さん
「私たち遺族は戦争の悲惨さを身をもって体験した者として、二度と戦没者遺族を出さないという固い決意のもと、今後は戦争の記憶を風化させることなく、平和の語り部事業を通して次の世代に強く訴えていく」

終戦80年という大きな節目を迎え、高齢化が進む遺族や体験者は戦争の脅威や恐怖が忘れ去られることに危機感を募らせています。

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