そのお弁当 梅雨の時季はNGかも!?

2025/06/25 (水) 16:30

気温と湿度がともに高くなる梅雨の季節、北九州市では、細菌が繁殖しやすい環境の基準となる「気温25度・湿度70%」を超える日が2日続いたことから、6月16日に「食中毒注意報」を独自に発令し注意を呼び掛けています。

菌が増えやすいこの時季、家庭で作るお弁当も食中毒の危険性に注意が必要です。炊き込みご飯に唐揚げ、卵焼き、ミニトマトが入っているお弁当。しかし実は、この中に梅雨に避けたいNGポイントが3つ隠れているのです。さて皆さんはいくつ分かりますか?

1つめのNGポイントはミニトマトのヘタ。解説してくれるのは中村学園大学・栄養科学部の川野准教授です。

中村学園大学 川野准教授
「ミニトマトのヘタには菌がいっぱいついていますので、それを取り除くことが非常に大切になってきます」

ヘタのまわりは土などからつく雑菌がたまりやすいんだとか。湿度が高まると菌が一気に増殖するリスクがあるそうです。ミニトマトを入れるなら、ヘタを取ってよく洗いましょう。

2つめのNGは仕切り代わりに使っているレタスです。

「レタスとか仕切りに用いますとそこから水分が出まして湿気が高くなって菌が増えやすくなります」

野菜から出る水分で弁当箱の中に湿気がこもると一気に菌が増えやすくなります。仕切りにはこのようなカップがおすすめです!

3つめのNGは、意外にもこの「炊き込みご飯」。

「炊き込みご飯は具材の塩分が高いので、白米の方から水分が出て、その水分で菌が増えやすくなります」

ご飯に混ぜた具材の塩分や栄養成分が米の水分を引き出し細菌が繁殖しやすい環境に。梅雨どきは白米の方が安心なのだとか。オムライスも今の時季は注意が必要。具材を混ぜたご飯は高温多湿の今は避けた方が安心です。

おさらいです。ミニトマトはヘタをとり仕切りにはカップを使用。ご飯は白米にチェンジ。これで合格です!そして、3つのNGを避けた上でさらに大切なのが「温度管理」。

「特に高温多湿のこの梅雨時は10度以下に弁当を保管しておくことが大切です」

そこで、福岡市天神にある「雑貨館インキューブ」でお弁当を簡単に保冷できる便利グッズを教えてもらいました。

雑貨館インキューブ天神店 原野さん
「最近猛暑が続いているので保冷機能が付いたランチグッズが人気が出ています。おすすめがこちらのシリーズです。ふたが保冷剤になっているんです」

ふたが保冷剤代わりになるランチボックス。ふたを一晩、冷凍庫に入れて冷やしておきます。ひんやり効果は4時間持続するということです。

「保冷剤も進化しているんです。おすすめがこちら。不凍タイプといってジェル感が凍らしても続くタイプなんです」

冷やしてもゴツゴツと硬くならず柔らかいままのでかさばらず使いやすいのが特徴です。

10年以上お弁当を作り続けたお母さんたちからは、こんな声も。

街の人
「気温が今と違うのでさほど昔は気にしなかったような。保冷剤とかも入れてなかったよね。今のお母さんはめちゃくちゃ大変だと思います」

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