路線価公表 福岡県は6%アップ 全国3位の上昇率

2025/07/01 (火) 16:30

相続税や贈与税の算定基準となる「路線価」が7月1日に公表されました。福岡県内の価格がさらに上がっています。

路線価は、国税庁が算定した全国の主な道路に面した土地「1平方メートル当たりの評価額」です。2025年の路線価で、福岡県の平均価格は2024年より6%上がりました。上昇率をみると、東京都、沖縄県に次ぐ全国3位の高さでした。

県内で最も価格が高かったのは福岡市中央区天神2丁目の「渡辺通り」で、1平方メートル当たり968万円。2024年より2・5%上昇しました。一方で…

記者
「土地の価格上昇は福岡市から電車で約30分、久留米市でも広がっています」

県内での上昇率をみると、最も大きかったのは久留米市東町の「西鉄久留米駅前通り」で、2024年より16.1%上がりました。天神・博多への通勤圏としては割安なことから、マンションなどの需要が伸びているということです。

福岡市内で上昇率が目立ったのは早良区西新4丁目の「明治通り」で12.3%。商業地やマンション用地として需要が高まっています。

北九州市では八幡西区黒崎2丁目の「ふれあい通り」が11.9%上昇しました。JR黒崎駅前で、マンションや商業施設などの大規模な再開発が進んでいます。専門家は土地の価格上昇が郊外に波及していると指摘します。

路線価算定に関わった不動産鑑定士 浅川博範さん
「(福岡市)西新ではマンションが20坪で7千万円となかなか買いにくい価格です。南に行くと総額4千万円となり、比較的買える水準になります。地価が安いところに進出していくというのは自然の流れです」

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