厳しい暑さ続く中 ユニークな冷たいグッズ・グルメが人気

2025/07/09 (水) 16:30

9日も厳しい暑さに見舞われた福岡県内。街の人に対策を聞いてみると。

街の人
「ひんやりするスプレーをつけています」
「日傘とネッククーラーをつけています。それでも暑いです」
「日傘を差したり日陰を歩いたり手持ち扇風機を使ったりします」

こちらの男性は首元だけでなく、バッグの中にも保冷剤を入れています。

「(暑さ対策グッズは)これからさらに必要になると思います」

2024年に続き例年よりも暑くなると予想されるこの夏。福岡市の雑貨店におすすめのグッズを聞きました。まずは「手持ち扇風機」街中でよく見かける便利アイテムですが。

インキューブ 原野可菜さん
「冷却プレート付きハンディーファンがおすすめです」

こちらは扇風機としての機能に加えて、中央に冷たくなるプレートが付いた優れもの。

記者
「数秒ですごい冷たさです。これで夏も乗り切れそうです」

このほか、日傘に取り付けられる物や羽が2枚付いた大風量の物など、約40種類が並んでいます。

インキューブ 原野可菜さん
「クールグッズ特集でひんやりグッズをたくさん取りそろえています」

150種類ものグッズが集まるこのコーナー。中でも人気なのが

「瞬間冷却グッズや氷のうなどすぐがっつり冷やすアイテムが売れています」

2025年のトレンドは「即冷え」猛暑が続く中、手軽にすぐ使えるアイテムが人気のようです。中にはこんな商品も。袋をたたくだけで即効で冷える優れもの。タオルなどで包んで首などに巻くと暑さが和らぎます。たたいて冷えるのは1回限りですが、冷蔵庫などで冷やすと再利用することもできます。

「熱中症なども増える時期です。冷えるもので外出に気を付けてほしいです」

続いてはグルメ。地下鉄六本松駅のすぐそばにあるとんかつ店。ここには夏限定で味わえる人気の一品があります。それが。

とんかつのポーク凡平 六本松店 執行文智店長
「お待たせしました。冷たいカツ丼です」

1日10食限定!夏のみ販売している「冷やしカツ丼」冷凍庫でキンキンに冷やした器にのせた夏野菜入りのカツ丼に冷たい和風のだしを合わせた一品。

記者
「あっさりしているががっつりです。新感覚の料理です。おいしいです」

4年前に開発したこの商品。きっかけは?

とんかつのポーク凡平 六本松店 執行文智店長
「夏場、どうしてもとんかつは熱いイメージがあるが、さっぱりたべてほしいと考ええました」

暑さに打ちカツ名物グルメ「冷やしカツ丼」は8月末まで販売する予定です。一方、こちらは古賀市の幼稚園。この日も30℃を超える暑さでしたが、園児たちは。

園児
「あつくない。いつもはだし」
「みんなはだし」

その秘密は足元の「熱くならない」人工芝!一般的な人工芝は日中には表面温度が70℃を超えることもありやけどや熱中症の危険があります。この人工芝はなぜ熱くならないのでしょうか?開発したのは宗像市にある「COOOL」。カギは芝ではなく「土」です。

COOOL 濱口光一郎社長
「天然芝と同じ断面を作っています」

一般的な人工芝はクッション材として芝の下にゴムチップを入れていますが、クールはそれを石灰石などを混ぜた特殊な土にしました。この土が水分を吸収し、蒸発する際に熱を下げるため熱くなりづらいとのこと。さらに水に弱いという従来の人工芝の弱点も克服しています。表面温度を測ると従来のチップ入りの人工芝は62℃だったのに対し、水をかけたクールの人工芝は41℃。20℃の差が出ました。実は、先ほどの幼稚園でも、ミストを散布して芝を冷やしていました。

幼稚園の先生
「涼しいです。子どもたちの暑いときはごろごろしたり、砂ではできないことをしています」

高校の野球部の練習場やキャンプ場、一般住宅にも導入されています。猛暑が続く今年の夏。暑さをしのぐさまざまなグッズやグルメへの関心は高まるばかりです。

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