九州北部の梅雨明けから1カ月 高温が旬の野菜にも影響 コメの生育は?

2025/07/22 (火) 16:50

6月27日に九州北部で観測史上、最も早く梅雨明けが発表されてから、まもなく1カ月。平年よりも気温の高い日が続いています。作物にも影響はあるのでしょうか。

Q.ここは何の畑ですか
くわの農園 桑野由美さん
「ここはオクラを育てています」

福津市でコメや露地野菜を栽培する、桑野由美さん。天候の影響は、今が旬のオクラにも出ていると話します。

「花が咲いても実にならずに、暑すぎて枯れたり腐ったりしてしまう」

オクラが高温の影響で、茎から黒く変色しています。この日は待ち望んだ恵みの雨。しかし桑野さんの畑では6月から7月にかけて、2週間ほど雨が降らず、オクラの収穫量が一時的に減少しました。さらに…

Q.上にいるのはカメムシ
「そうです。今年はカメムシも多いんですよ」

オクラの汁を吸うカメムシが増えると、実が変色などをおこし、売り物にならなくなってしまいます。また心配は、高騰が続いたコメにも…

Q.もう穂が出ているんですね
「ここは早期米なので早めに穂が出ています」

桑野さんはコメ不足を受け、栽培するコメの6割を8月半ばごろから収穫できる「早期米」に変えました。コメは今のところ順調に育っていますが、この時期の天気が、一番気掛かりだと言います。

「(これから)中に実が入ってくるタイミングなんですが、この状況で気温が高すぎると乳白色のコメが増えてくる」

乳白色のコメが増えると等級に大きく影響するため、収入が減ってしまいます。

「畑や田んぼは遮るものがないので、余計に暑くなります。うまく育ってくれたらいい」

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