戦後80年 100歳の政治家 学生に平和語る マレーシア元首相が講演

2025/08/06 (水) 16:30

広島に原爆が投下されてから、6日で80年です。戦争を経験したマレーシアの元首相が、福岡市で平和を訴えました。6日に九州大学で特別講演を行ったのは、マレーシアの元首相、マハティール・ビン・モハマドさんです。「これまでに色々な戦争を見てきた」と語るマハティールさんは平和を訴え、世界最高齢・100歳の現役政治家として活動しています。6日は九州大学の学生や高校生を前に、絶対に核を使用してはいけないと訴え、また平和を保つためにはアメリカや中国などが持つ「拒否権」の撤廃が必要だと語りました。

マレーシアの元首相 マハティール・ビン・モハマドさん
「(核の)所有国はたくさんあり、戦争が勃発すれば核兵器を使用する可能性は、否定できない。もし使用されれば、地球上のありとあらゆる生物が被害を受ける。国家間の紛争を終わらせようとしても、大国が拒否権を発動してできない。むしろ大国は国家間の紛争を増やそうとしている。そうすることで武器のビジネスを拡大することができ、戦争の挑発をしている状態が起きている」

マハティールさんは紛争なき社会を実現するためには、若い人たちが戦争の恐ろしさを知っておくことが重要だと訴えていました。

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