七隈線3回目の増便 今後どうなる?

2025/08/04 (月) 16:30

今月福岡市が発表した市内の交通混雑緩和プロジェクト。第一弾として七隈線の夕方ラッシュ時間帯の便数が8月4日から6本増便します。

福岡市 高島宗一郎市長
「120%程度になっている夕方の混雑率を最大で100%程度にまで低減できると考えています」

8月2日午前0時半ごろ、天神南駅最終電車のあと増便に向けた準備が進められていました。

作業員
「今までのダイヤが(上に)貼ってあるので、貼ってあるのを剥がして(下の)新しいダイヤにします」

駅に設置されている5カ所の時刻表を増便後の新たな物にはり替えていきます。今回増えるのは帰宅ラッシュに合わせた時間帯で、午後5時台に1本、午後6時台と7時台に2本、そして午後9時台に1本の合わせて6本増便します。

20年前に福岡市西区の橋本駅から天神南駅を結ぶ路線として誕生した七隈線。おととし、博多駅まで延伸したことで新幹線なども乗り換えが可能になり利便性が大幅に向上しました。

こちらは、博多駅延伸前から見た1日の平均利用者数です。利用者の数は博多駅延伸以降急増し、その後も増え続けています。

利用者
「すごく人が増えてラッシュ時は(乗るのが)厳しいです。もっと車両を大きくしてほしいです」
「バイト終わりにラッシュで人が多い。外国人が増えたと感じさらに多くなった気がします」

こうした声を受け、福岡市地下鉄はこれまで混雑緩和に取り組んで来ました。

福岡市交通局 運転課 福井新之助課長
「(Q.今回の増便は何回目)七隈線が延伸して3回目です」

1回目はおととしの8月、2回目は去年の3月です。

「令和5年8月にダイヤ改正をしていて、その際は使用できる車両をフルに活用して、運転間隔を短くして増便をしました。その後令和6年3月に車両改修用の予備車を運行に回して増便をしました」

予備車両を活用するなどしてピーク時の混雑率は約140%から130%まで減少しました。車両の融通だけでは限界がきたため昼間に行う検査工程を見直したといいます。

「今回は昼間に車両基地で検査をしているが、査工程を工夫することで夕方使用できる車両を増やして増便しました」

沿線の開発に伴い今後も地下鉄の利用者は増えることが予想されます。そのため福岡市では新たな車両を造っていて朝の混雑緩和に向け、来年度から運用開始を目指しているということです。

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