特攻隊の語り部が高校生に戦争の悲惨さ語る 若者の自殺者が増える夏休み明けを前に

2025/08/01 (金) 16:30

戦時中、特攻隊の出撃基地があった鹿児島・知覧で語り部をする男性が、福岡市の高校生たちに戦争の悲惨さを語り、命の大切さを訴えました。

8月1日に福岡市の城東高校で語った大隣健二さん。かつて特攻隊の出撃基地だった鹿児島・知覧で、母親が隊員たちと接していたという経緯がある、戦争の語り部です。生徒たちに向け大隣さんは、若くして結婚し、特攻で散っていった隊員の遺書を紹介しながら、戦争で死ぬことの理不尽さを語りました。

知覧特攻平和会館語り部 大隣健二さん
「2人で力を合わせて努めてきたが、ついに実を結ばずに終わった。『会いたい、話したい』」

生徒
「若い人が特攻に出てしまった事実があり、今生きている自分たちからしたら想像できません」

この命について学ぶ講演会は、18歳以下の自殺者が多くなる夏休み明けを前に行なわれたもので、大隣さんの話を聞き、生徒たちは生きるということを改めて見つめ直していました。

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