【系列企画】ヒヤッと見聞録 福岡・柳川 城下町の妖怪ツアー

2025/08/19 (火) 16:30

肉厚な身をふっくらと蒸し上げた、「ウナギのせいろ蒸し」発祥の地・福岡県柳川市。古くから水郷として知られ、掘割を中心とした風情ある町並みが広がります。博多からおよそ50キロと距離があるにも関わらず、年間120万人もの観光客が訪れます。

小田アナウンサー
「日が沈んで辺りがだいぶ涼しくなってきました。こちら風情のある柳川市のお堀です。なんでもこちらでひやっとする体験ができるスポットがあるということなんですが。あれですかね。でもあれは有名な川下りですよね」

小田アナウンサーは引き込まれるように船着き場へ・・・。

「こんばんは。こちらでひやっとする体験ができると伺ったのですが」

船頭
「はい。柳川と言えば川下りです。川下り舟を一ひねりしまして妖怪舟を始めております」

小田アナ
「妖怪舟ですか!」

柳川観光の定番として人気の川下り。船頭が街の歴史や観光情報を語りながら、中心街のお堀を約1時間かけて巡ります。そこに新たな企画として登場したのがこの「妖怪舟」です。

「では早速乗ってみましょう」

船頭
「こちらが妖怪ドリンクになっています」

小田アナ
「妖怪ドリンク!ちょっとおどろおどろしいですけど」

怪談気分を高めるオリジナルドリンクとともに出発です。

辺りは静まり返り聞こえるのは水をかく音。船頭の怪談が始まります。

船頭
「食べる物はキュウリばかり。水を見ると飛び込みたくなる。お風呂に入ると一人で背中、背中と独り言」

この日語られたのは、柳川に伝わるカッパの話。人間になりたかったカッパ。ある少年の体を借りてカッパは人間に人間はカッパに。そして戻った時・・・。

「少年はカッパになったときの記憶はなくなっていたようです。夜の舟に乗ると誰かが人間のマネをしてくるということです」

どこかにカッパがいるかも・・・

小田アナ
「大人だからギリギリたえられていますけど、小さい子は泣いちゃうんじゃないかなこれ」

この妖怪舟。柳川の老舗旅館「御花」が、宿泊客向けに新たな体験を提供しようと始めた企画です。妖怪は旅館の中にも・・・その名も「妖怪ルーム」。今にも動き出しそうな妖怪たちが描かれた不気味な提灯と妖怪にまつわる書籍が並びます。この「妖怪ルーム」は8月31日まで泊まることができます。

御花社長
「御花という場所は立花家が住んでもう300年以上もたちます。この空間に、この妖怪の提灯の中にきっとご先祖さまたちが紛れていると思うんですよね。そういった本物でしか体験できないヒヤッとする、ちょっと涼しくなるような体験をしてほしいと思います」

さて妖怪舟は船着き場に到着しました。

小田アナ
「ありがとうございました。私はいい大人ですけれど、この雰囲気と怪談と相まってさすがにびびりました。ありがとうございました」

船頭
「ありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい」

この記事をシェア

最新のニュース

  • テレQ|テレQ ニュースPLUS
  • テレQ投稿BOX
  • アナウンサーズ公式Xはこちら
  • テレビ東京|[WBS]ワールドビジネスサテライト
  • テレビ東京|Newsモーニングサテライト
  • テレビ東京|昼サテ
  • テレビ東京|ゆうがたサテライト