【記憶でつなぐ戦後80年】福岡でも戦没者追悼式

2025/08/15 (金) 16:30

県の主催で執り行われた戦没者追悼式。終戦から80年を迎えた8月15日、遺族など約650人が戦争で尊い命を失った9万3299人に哀悼の意を表しました。

福岡県 服部誠太郎知事
「平和の尊さを次の世代に語り継いでいくことは私たちに課せられた使命です」

終戦から80年という長い月日が経ち戦争を体験した人が減りゆく中、記憶の継承は課題となっています。遺族代表の野田清さんも体験を語り継いでいくことの重要性を強く感じているといいます。

遺族代表 野田清さん(85)
「多くの教訓を次の世代にしっかりと語り継ぐことを遺族一同、努力を続けていきます」

こうした戦争体験者の思いは若い世代に語り継がれています。

語り手 渡辺節子さん(82)
「戦争がなかったら父は死なずに済んだのにと、友人と一緒に涙を流しました」

豊前市に生まれ戦後の80年を生き抜いてきた渡辺節子さん。父親はフィリピンの地で戦死しました。渡辺さんは戦後の厳しい暮らしや父が亡くなったフィリピンを訪れ感じた父への思いなどを地元の学生らに語りました。

講演を聴いた高校生
「渡辺さんのような(戦争体験者の)話を聞いて自分たちなりの方法で受け継いでいけたらと思います」

経験のない若い世代も戦争の記憶の継承の重要性を感じていました。

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