「どこでも万博」北九州と世界がつながる 大阪万博へ行った気分に

2025/08/27 (水) 16:30

障害や病気などが理由で大阪・関西万博に行くのが難しい子どもたちに万博気分を味わってもらおうというイベントが北九州市で開かれました。

4月に開幕し158の国と地域が参加する大阪・関西万博。累計チケット販売数は既に1900万枚を超え、連日にぎわいを見せています。

木戸優雅アナウンサー
「そんな中 この教室にいる生徒たちは現地に行くでのはなく北九州市から大阪・関西万博を旅しています」

8月27日、北九州市立八幡特別支援学校で行われたのは「どこでも万博」というイベント。

これは障害や病気などで外出が難しい子どもたちに万博気分を味わってもらおうと大阪の医師が発案した企画です。

これまで全国各地の病院で、入院する子どもなどを対象に44回開催しています。

北九州市と万博会場をリアルタイムでつないでくれるのは、カメラを搭載したアバターロボット。子どもたちの代わりに現地を散策して映像を届けます。

8月27日は、万博のパビリオンの中でも屈指の人気を誇るイタリア館をめぐります。生徒たちが最も興味を示していたのがイタリアの歴史にまつわるクイズです。古代ローマ時代の彫刻「巨大アトラス」については以下のクイズが出題されました。

Q.巨人アトラスが持っているものは何でしょうか?
1太陽 2たこ焼き 3宇宙

正解は宇宙です。

生徒たちは、古代ローマ時代の彫刻やイタリアの都市文化を象徴する庭園を見てイタリアの歴史を学びました。

参加した生徒
Q.一番楽しかったのは何?
「一番楽しかったのはクイズかな」
Q.何で楽しかった?
「自分でもへぇ〜こういうのが正解なんだというのがよく分かったので」
「大阪・関西万博にもう一度行ってみたいです」
Q.行った気分にはなれましたか?
「はい」

今回のイベントは、北九州市が主催者に依頼して実現しました。自治体が参加するのは全国で初めてです。

北九州市特別支援教育課 森永勇芽課長
Q.北九州市として子どもたちに伝えたいこと。学んでほしいことは何?
「日常にいろいろな制限を抱える子どもたちが未来に向けてさまざまなことにチャレンジしていこうという興味が広がるきっかけになればいいなと期待しています」

どこにいても旅はできる。子どもたちの見える世界は確実に広がっていました。

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