9月1日は防災の日 災害への備えは?

2025/09/01 (月) 16:30

9月1日は防災の日です。1923年に 関東大震災が発生した日ですが、関東大震災は死者・行方不明者が10万を超える未曽有の大災害でした。この震災を教訓に一人一人の防災意識を高めてもらうおうと、国は9月1日を防災の日に制定しています。自分の命を守るため、災害への備えは十分でしょうか。

災害への備えについて街の人に話を聞きました。

街の人
「防災バッグをネットで買いました」
「実家暮らしでバイトもしているので、もし(災害が)起きたらここを待ち合わせにしようと家族と話しています」
「すぐに持って行ける物を家の玄関に置いています」
「熊本地震があったので、対策で防災ずきんや食料や乾パンを一カ所に置いています」

一方でこんな声も。

「あまりできていないです」
「お金がかかりますし、どれくらい集めたら完璧か正直分かりません」
「(災害が)来ないと対策しなさそうです」

警備会社セコムの調査によりますと、防災対策をしていないと答えた人の割合は全体の半分を超えるという結果でした。8月には福岡県内で相次いで線状降水帯が発生。浸水被害をもたらしました。また、9月・10月は台風が多く発生する時期でもあるため、日頃の備えが必要です。

改めて災害時の備えに意識を向けてもらおうと、福岡市中央区にあるスーパーでは、水を加えるだけで簡単に食べられる防災食や非常用トイレなど、防災に関連した商品を集めた特設コーナーを9月1日から設置しています。これは、福岡市が主体となって行っている取り組みで、スーパーマーケットやホームセンターなど市内50店舗で特設コーナーが設置されています。

イオンショッパーズ福岡店 山本貴博さん
「備蓄促進ウィークに合わせて、目に留まる所に陳列することで防災の意識を高めてもらいたいです」

また、ペットの防災アイテムを取りそろえたコーナーも設置しています。設置期間は9月いっぱいです。

一方、福岡市南区のホームセンター。手軽に使えて、非常時にも役立つ防災アイテムを聞いてきました。まず案内してもらったのが浸水被害に備えるための土のうコーナー。しかし使うのは土ではありません。

サンマート 九十九純店長
「こちらが土のうの代わりになる水のうです」

水を袋の中に入れることで膨らみ、土のうと同じように使うことができます。さらに水のうの機能だけではありません。

「飲料水用のタンクとしても使えるようになっています」

この防災アイテムは食品衛生法が定める基準を満たしていて、袋の中に飲料水を蓄えることができます。まさに一石二鳥です。他にも水に5分間浸すことで膨らみ、土のうの代わりになる物も。どちらも、すぐに用意するのが難しい土を使わないため、手軽です。

続いては停電になったときでも自動で明かりをともしてくれる電球です。

「停電でブレーカーが落ちたときは電球が検知してつきます」

普段使用している間に電球自体が蓄電をしていて、ブレーカーが落ちたときに、蓄えた電気を使って自動的に点灯する仕組みです。他にこんな使い方も。

「取って付属のソケットを付けると、非常時に懐中電灯として使えます」

取り外してソケットを付けると、懐中電灯にもなるんです。停電時に強い味方となるこちらのアイテム、販売価格は税込み980円と手頃な価格です。

防災の日、災害が起きる前にできることを改めて考える一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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