9月2日は「くつの日」 靴磨き世界一の技術とは

2025/09/02 (火) 16:30

記者110318〜
「9月2日は、9と2『く』『つ』の語呂にちなんで『くつの日』です。そして、ここ福岡に靴の世界的なスペシャリストがいるということで訪ねました」

訪れたのは、福岡市中央区にある「ボストン&リオールズ」。洗練されたおしゃれな雰囲気で革靴が並びますが…

記者
「こちらは靴を販売している?」
西上悦弘さん
「靴磨きの専門店です。僕は靴磨き職人として働いています」

西上さんは珍しい靴磨きのスペシャリストで…

西上悦弘さん
「2024年に、靴磨きの世界大会で優勝しました。ロンドンで開催されたんですけれども、20分で片足分をどれだけキレイに磨けるかという大会で優勝しました。」

靴の愛好家団体などが主催する国際大会で確かな腕前が評価され、靴磨き世界一に輝いたのです

西上悦弘さん
「一番に光っていないと評価されない。僕は全体が光るように、誰が見ても、どこから見ても光っていると思われるように、全体を強く、顔が写り込むくらい光らせました」

革靴の状態を見極め指先で丁寧にクリームを塗り込むことで、手がけた靴は一切色ムラが無く光沢のある仕上がりに。子どもの頃から靴が好きで、学生時代は企業などに出向き靴磨きの修業をしていたという西上さん。ホテルの宿泊客向けに夜間に靴磨きをする独自のサービスが評判を呼び、現在では30軒と契約を結んでいます。

西上悦弘さん
「さっきから気になっていたんですが、靴を磨いていいですか?」
記者
「僕の靴ですか?全く知識が無く、ケアを一切したことがなくて」
西上悦弘さん
「お仕事頑張っているんでしょうけれど、足もとで評価されたらもったいないと思って」

記者が何年も履いて一切手入れをしてこなかった量販品の革靴を磨いてくれることに。世界一の称号を持つ西上さんの手にかかると、どんな仕上がりに?

西上悦弘さん
「お待たせしました。」
記者
「完成ですか?別の物みたいですね」
西上悦弘さん
「そうですね、だいぶ乾燥していました…」

なんということでしょう。これぞプロフェッショナルの腕前。使い古して劣化が目立った革靴がまるで新品のように生まれ変わりました。ちなみに、大切な靴を長持ちさせる方法を聞くと…

西上悦弘さん
「同じ靴を毎日履くと靴に自分の汗がたまっていってしまう。なので、2日は休憩させた方がいいと思っています。3足を使い回していった方が、靴もホワイト企業。ブラック企業にならない。」

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