【不登校】子どもたちや保護者に寄り添う新たな居場所

2025/08/29 (金) 16:30

福岡市では27日、多くの学校で始業式が行われ学校生活が再開しました。時期を同じくして開かれたのは、不登校の子どもとその保護者たちが集まる会です。

保護者
「宿題が全部終わっていないと暴れて、宿題をしなくていいと言っているがこれは終わらせなければならないと言って始業式はプレッシャーで行けなかったです」
不登校の生徒(中3)
「教室という場所に入りみんなと同じペースで勉強しなければいけないのがすごく嫌です」
「行きたいなと思ったりはするが朝起きるとやっぱり行けないです」

夏休み明けは「学校に行きたくない」という子どもが増える時期でもあり、保護者も気持ちが落ち着きません。悩みや不安をざっくばらんに話せるこの場所は、そんな親子にとって心がほぐれる場所になっています。

保護者
「いろいろなアドバイスを聞いたら、こういう考えがあるや成長した上の人の話を聞くと成長したらこう変わるよ、と聞いて安心できます」
「情報交換の場でもあります。不安しかなかったのが将来の見通しも立てられるようになってきました。なくてはならない場所です」

そもそもなぜ、夏休み明けに学校に行きたくないという子どもが増えるのでしょうか。

福岡女学院大学 斎藤富由起教授
「想像以上に6〜7月がきつかった子どもが9月に休みたいということが増えます」

現役のスクールカウンセラーで、子どもの心理に詳しい福岡女学院大学の斎藤教授です。

「子どもたちが忙しくなって、特に習い事が多いです。ストレスフルになっている4月(新学期)にマインドセットして頑張ろうと思う。4月、5月まで頑張るが、ストレスが高まってきます」

ストレスが6月、7月と増え続け、夏休みでも解消されずに残ってしまうと、新学期に学校に行くのがつらくなるというのです。そうした時に子どもたちを受け入れる、「居場所づくり」が大切だと話します。

「温かく声をかけてくれた人、温かいまなざしで見てくれた人たちがいたことを思い出す・子どもの成長を本当の意味で支えます。この子が持っている力によって自己肯定感を挙げていくと思います」

こちらはNPO法人が運営する子ども食堂。子どもたちに振る舞われたのはひき肉たっぷりのドライカレーにスープやサラダが付いた栄養満点のメニューです。

子ども
「おいしかったです」
Q、何がおいしかったですか?
「全部です。コクがあっておいしいです」

保護者
「温かい雰囲気でスタッフも迎えてくれます。助かっています」
「みんなと一緒に食事ができるので楽しい雰囲気があります」

NPO法人いるか 田口吾郎さん
「第三の居場所です。子ども食堂や学習支援です」

この施設では寄付などを活用し食事だけでなく子どもの勉強も支援しています。現在は平日の夕方のみ子どもたちを受け入れています。

「学校に行けていない子向けに昼に不登校の子などを対象にした子ども食堂などは必要です」

夏休み明けに増える不登校。学校に行けない子どもたちのために昼間の支援が必要だと感じていますが 課題は山積しているといいます。

「資金も毎年なんとかしないといけないし子どもたちがお腹を空かせていることは分かっています。こういった場所を開催するにはボランティアなど人が必要です」

9月からは「カフェ」という形で昼間の居場所づくりから進めていくということです。

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