早くもおせち商戦スタート! 物価高でも「正月は特別に」と需要

2025/09/24 (水) 16:30

山崎香奈キャスター
「開店と同時にできた長い列。皆さんのお目当ては正月を彩るおせちです。大丸福岡天神店では店頭の受け付けが始まっています」

試食するのは博多大丸がメディア向けに用意したおせち。おすすめメニューの詰め合わせです。

「ご馳走メニューの定番ローストビーフですけれど、セロリとキャベツのラペが乗っているんです。おしゃれ。いただきます。お肉の油の味もしっかりしますがラペのさわやかさがでとっても食べやすいです」

ここ数年、おせちの売れ筋は二極化しているとバイヤーは分析しています。

博多大丸 おせち担当 長能真実子さん
「コメの値上がりなどで抑えている部分もあるので、小ぶりなものを選ぶケースもある一方、年1回の食卓を彩るために豪勢なものを選ぶ人もいる」

残暑が厳しい中、早くもおせち商戦スタート、皆さん新年のおせちの予定は?

街の人
「コンビニで買う予定です」
「妻が福岡の出身なので福岡の味のおせちをネットで探して購入しています」
「夫の母が作っています」

生活情報雑誌「婦人画報」の調査によりますと、2026年の正月におせちを購入すると思うと答えた人はなんと7割近く。「おせち離れ」どころかその需要はむしろ底堅いようです。

一方でこんな声も。

街の人
「物価が高いので自分でお弁当作ったりしています。外食はしないですね」
「夫婦2人のときは外食を控えています。正月は娘や孫が来るのでその時くらいは金額をはずもうかなと思います」

物価高での外食控えはレストランにとっても悩みのタネになっています。

プラテネ 土生将之シェフ
「物価高で客のレストラン利用が少し減っているというのは感じています」

こう話すのはフレンチレストランのシェフ。新たにおせち販売に踏み切ることにしたのです。

「おいしいおせちを提供することによって実際レストランの料理を食べてみたいという形で、レストラン利用につなげたいという思いでスタートしました」

物価高の対策として使用する食材に工夫も。

「フランス料理はオマールエビが主役になることが多いが、物価高で輸入食材はより影響を受けていて、伊勢エビの方が旬を迎えているし多少なりともコストは安くなりますので、オマールではなく伊勢エビをチョイスしています」

さらにおせちを入れる重箱にも工夫をこらしています。

「牛乳パックでできた100%再生紙でできた箱をオーダーメードしました」

まるで木箱のような高級感のある重箱を選びつつ、箱代は抑えました。

お正月くらい特別に――。物価高でもおせちの需要は高まっているようです。

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