【コロナ助成金詐欺】結婚式場運営会社の元社長に実刑判決

2025/10/08 (水) 16:30[2025/10/08 (水) 19:29 更新]

詐欺の罪に問われているのは、福岡と佐賀で結婚式場を運営していた「アルカディア」の元社長大串淳被告(55)と元幹部の3人です。起訴状などによりますと4人は2022年、従業員の休業日数を水増しして申請し国からの新型コロナ対策の助成金約7200万円をだまし取ったとされています。不正に受給した助成金の総額は10億円に上るとみられ、事件発覚後、福岡労働局が返還と違約金の支払いを命じましたが、アルカディアは事業を停止。その後、裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。これにより結婚式を控えていたカップルもキャンセルを余儀なくされました。

結婚式を予約していた人
「まさか自分が決めた式場がこんなことになるとは思っていなかったのでびっくりの一言でした。(結婚式は)人生で1回しかないです。残念で悲しいしショックです」

これまでの裁判で検察は「国家財産をだまし取り、実際の被害弁償もされていない」などとして元社長の大串被告に懲役6年を、元幹部には懲役4年を求刑していました。8日の判決公判で福岡地裁の岡本康博裁判官は「制度を根底から揺るがしかねない悪質な行為」とした一方「私腹を肥やしていた形跡は見られない」などとして元社長の大串被告に懲役4年。元幹部ら3人には懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

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