学校給食ナンバー1は?調理員が技術を競う 物価高でやりくりに苦労

2025/10/16 (木) 16:30

子どもたちの健やかな成長を支える学校給食。その質を高め調理員の技術と工夫を競うコンクールが、筑紫野市で開かれました。

出場したのは、一次審査を通過した福岡県内の小中学校など16の施設です。制限時間は40分。1食当たりおよそ300円の予算で、給食として実際に提供できる献立を作ります。さらに使用する食材のうち35%以上を福岡県産とすることも条件です。開始から20分。調理は佳境に入ります。糸島野菜のカボチャなど9つの食材のかきあげ。チーズを混ぜることで子どもたちが野菜をおいしく食べられる工夫をしています。

日頃の献立づくりは年々、厳しさを増していると言います。

栄養教諭
「物価が高騰しているのでやりくりが大変になってきています」

限られた予算の中でおいしく、しっかりおなかを満たす工夫が求められます。並みいる強豪を抑えて最優秀賞には小郡市の立石小学校が選ばれました。

最優秀賞を受賞した立石小学校の調理員 中村美雪さん
「きれいだなと思う色使いをしたいと思ったので重視しました」

きゃべつと七夕枝豆のいそべあえ。小郡市の特産物、七夕枝豆を使いノリを入れることで野菜が苦手な子どもでも食べやすい工夫が評価されました。

中村さん
「あすから頑張って子どもたちのために給食を作っていきたいです」

コンテストに出された献立は、今後県内の学校で給食として提供される予定です。

この記事をシェア

最新のニュース

  • テレQ|テレQ ニュースPLUS
  • テレQ投稿BOX
  • アナウンサーズ公式Xはこちら
  • テレビ東京|[WBS]ワールドビジネスサテライト
  • テレビ東京|Newsモーニングサテライト
  • テレビ東京|昼サテ
  • テレビ東京|ゆうがたサテライト