【ホークスが2位指名!】福岡のドラフト注目選手は?同級生投手を取材

2025/10/23 (木) 16:30[2025/10/23 (木) 18:15 更新]

福岡六大学リーグに所属する九州共立大学。数々のプロ野球選手を輩出してきた名門です。ここに、2025年のドラフト会議で注目を集める2人のピッチャーがいます。最速152キロの力強いまっすぐでバッターをねじ伏せる稲川竜汰投手。そして、キレのあるストレートと制球力が武器の小中稜太投手です。

柔と剛。投球スタイルは異なりますが、どちらも日本代表合宿に参加した逸材。4年間、ライバルとしてしのぎを削ってきました。

稲川竜汰投手
「自分も本当負けてられないなって。良きライバル。」
小中稜太投手
「同じ右ピッチャーの上投げなんで、追いついて追い越したいなっていうのは思ってます。」
上原忠監督
「彼らは同期ですんでね。お互いやっぱり負けられないという思いっていうのは
非常に大きかったかなと。」

1年生ながらも秋のリーグ戦で先発として活躍した稲川投手は全国大会で強豪・東北福祉大を相手に完封勝利をあげるなど、華々しいデビューを飾り日本代表候補にも選ばれました。しかし、そんな彼に試練が。3年生の春に右ひざの半月板を痛め、2度に渡る手術を経験。野球が出来ない日々が続きました。

稲川竜汰投手
「治るまでの期間が本当に長かったのでその時は本当に野球やめたくなりましたね。
なんでしてるんだろうって正直思いました。」

それでもあきらめずにリハビリを続け、4年生の春にリーグ戦に復帰。秋のリーグ戦ではエースとしてMVPに輝く大活躍を見せチームを6シーズンぶりの優勝に導きました。

稲川竜汰投手
「人生の中で1番嬉しかったかもしれない。怪我とか不調とかでなかなか結果が出ずに、それでも秋、こういう形で結果残せてドラフト候補っていう風に言ってもらって。はい、よかったです。」

大ケガを乗り越え、見事な復活を遂げた稲川投手。ホークス前監督・藤本博史さんの目にはどう映ったのでしょうか。

ホークス前監督・藤本博史さん
「球が強いっていうところは凄い印象的でしたね。ここ1年2年しっかり鍛えれば
十分ローテーションに入る可能性はあると思う。」

そして、稲川投手が剛ならこちらは柔。もう1人のドラフト候補・小中稜太投手です。しなやかな体を活かしたキレのあるストレートが魅力の長身右腕です。そんな小中投手ですが、稲川投手とは違い、入学当初は体も細く球速も最速139キロ。決して目立つ存在ではありませんでした。

小中稜太投手
「あの体型じゃ無理だったんで、まずはしっかり体を強くしてからじゃないと勝負できないなと思ったんで、しっかり体作りをしようと思って始めました。」

「まずは体づくり」とそれまで避けてきた食トレを開始。コツコツと4年間地道な努力を続け、60キロ台だった体重は今では84キロに。そこから球速も最速153キロまで上昇。日本代表合宿に参加するなどプロからも注目される選手に成長しました。

上原忠監督
「非常にコツコツと練習して、今は(稲川投手と)同じような立場にいるんで、
そういう意味では本当ににすごい努力をしたんじゃないかなと。」

仲間として、そしてライバルとして。ともに成長してきた2人に果たして「その時」は訪れるのでしょうか。

放送後のドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークスが稲川投手を2位指名しました。

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