今こそ見直すリサイクル&脱プラ 中東情勢緊迫化で福岡の現場は?

2026/04/27 (月) 16:30

中東情勢が緊迫し、石油由来のプラスチック製商品の品薄が懸念されるなか、リサイクルや脱プラスチック、いわゆる「脱プラ」の重要性がますます増しています。私たちに身近な食品に関わる現場を取材しました。

福岡県粕屋町の「エフコープかすや店」です。生鮮売り場をのぞくと、新鮮なお肉がずらりと並んでいます。お肉や魚は「鮮度が命」。欠かせないのが、軽くて保湿性に優れた食品トレーです。石油由来のプラスチックの一種、発泡ポリスチレンなどが使われています。

記者
「中東情勢の緊迫が続いていますが、食品トレーに影響はあるのでしょうか?」

エフコープかすや店 中村要 店長
「食品トレーに関しては只今のところ、値上げ等の話はまだ出てきてないですが、今後のところでいつ値上げの話になる可能性もゼロではないです」

食品トレーの値上げへの懸念。精肉のバックヤードを見せてもらうと、15種類のトレーが並んでいます。

中村 要店長
「肉は切り落としだと、大きさはそれぞれ大中小あります。食品トレーが入荷しても、価格の高騰があったときに、結果的に消費者の皆さんへの値上げに直結してしまったら、やはり家計に負担がかかるので不安な部分はあります」

この店では新たな取り組みを始めていました。お肉の量り売りです。食品トレーは使いません。中東情勢を見すえたわけではありませんが、月に2回実施するなか来店客からは、「トレーがなく、かさ張(ば)らないからうれしい」という声が出ているそうです。

さらに店の外に設置されているのは「回収ボックス」。食品トレーなどを回収するリサイクルコーナーです。エフコープ全14店で、食品トレーだけで毎年40トン前後を回収。プラスチック製品の原料になるそうです。

中村 要店長
「毎月毎月、回収できているトレーの量も増えていっている実感もあります。うちで購入いただいた商品のトレーは、限りある資源としてリサイクルに協力していただきたいと思っております」

一方で、食品に関わるプラスチック製品を極力使わないいわゆる脱プラの動きも進んでいます。博多リバレインにあるハーブティーの専門店、「デザインウィズティーサロン」。店内には世界各国から仕入れたハーブが並びます。こちらの店では2カ月に1回、環境に優しい石けんや芳香剤などを作るワークショップを開催。自然由来のものを生活に取り入れてほしいという思いから「脱プラスチック」がテーマの回もあります。

デザインウィズティーサロン 木尾 有紀さん
「食品保存に有効な蜜ろうを使ったラップ作りのワークショップをしています」

実はラップもポリエチレンなどでつくられているプラスチック製品の一種です。手作りできる「蜜ろうラップ」は、水で洗えば何度も使えてゴミも増やしません。環境に優しく、見た目も可愛い蜜蝋ラップづくりを体験しました。
蜜ろうラップは、ポリエチレンの代わりにミツバチの巣から取れる蜜ろうを使うのがポイント。蜜蝋は手芸店などで購入できます。このほか準備するのは、好きな柄の綿素材の布、新聞紙などの下に敷く紙、クッキングシートを2枚、アイロンです。

デザインウィズティーサロン 木尾 有紀さん
「米油を使います。蜜ろう100%でもできますが、しなやかにしたいので油も加えます」

クッキングシートの上に布にを置き、その上に蜜ろうをまんべんなく広げたら、植物油で直径6センチほどの円を描き、クッキングシートを上から重ね、アイロンをあてます。

全体に蜜ろうが広がったら、やけどに注意しながらクッキングシートを剥がして冷まします。器にかぶせてギュッと押さえると、手の温度で蜜ろうが柔らかくなり、器や食材の形に添いピッタリ密着します。この蜜ろうラップ、使う際の注意点があります。蜜蝋は熱に弱いので洗うときは水で洗い流します。電子レンジにも使えません。また洗剤が使えないので衛生面の問題で肉・魚などの生ものには使えません。1歳未満のお子さんが口にするものにも使わないようにしてください。

デザインウィズティーサロン木尾さん
「石油由来のものを余り使わずに、自然由来のものを使って繰り返し使えるようなエコな生活を、皆さんの生活の中で1つ1つ見つけてもらえると良いと思います」

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