40度以上は「酷暑日」 暑さから命を守る対策 福岡の街でも進んでいるか

2026/04/22 (水) 16:30

最近、日中は、汗ばむ陽気に。夏は命を脅かす危険な暑さになるのか。気象庁は先週、最高気温が40度以上の日を「酷暑日」と定めました。その暑さを乗り切る対策が本格的に始まっています。

4月、東京で開催されたファッションショー。一見普通のショーですが、実は会場の室温が45度という災害級の暑さ。作業服大手のワークマンが主催したイベントで、モデルたちが着ているのは、暑さ対策のウエア。遮熱性が高く、服の中を14度下げることができます。

ワークマン 土屋哲雄専務
「異常気象が異常ではなく状態化しています。40度ではなく45度を考える必要があります」

気象庁は17日に、気温40度以上の日を「酷暑日」と定めました。2025年8月には群馬県伊勢崎で国内最高となる41.8度を観測。福岡県内では、40度とまではいかないものの、久留米で39.5度を記録。2024年には太宰府市で、35度以上の猛暑日が年間62日と国内最多を記録しました。

こうした危険な暑さを受け、太宰府市では2025年、新たな制度を設けました。

太宰府市高齢者支援課 今村江利子課長
「エアコンの購入費の補助金制度を始めました」

太宰府市は65歳以上のみの世帯を対象に、エアコンを新たに購入する際に最大3万円を補助します。2025年は当初、100世帯の利用を見込んでいたということですが、太宰府市の暑さや物価高騰の影響からか、想定の3倍以上、334世帯から申請があり、急きょ予算を増額して対応しました。

記者
「制度は知っていますか」
太宰府市民
「知ってます、利用したいと思っています」
「今、年金が非常に苦しい。補助があったら高齢者は助かります」
 
熱中症による健康被害が予測される場合に発令される「熱中症特別警戒アラート」  の2026年の運用が22日に全国で始まり、太宰府市でも、冷房がある施設など暑さから避難できる場所を確認。厳戒態勢を敷きます。

暑さに対し、私たちは何ができるのでしょうか。福岡市天神の雑貨店で、対策グッズを紹介してもらいました。

雑貨館インキューブ天神店 戸塚笑美子さん
『持っていることを忘れるくらい軽い傘「99Tsukumo傘」という商品です』

「99Tsukumo傘」は99グラムという超軽量型の折りたたみ傘。軽くて持ち運びしやすいことから、発売された2025年は売れ筋となりました。さらに…

「紫外線を99%カットしてくれて、内側は遮熱加工しているので、紫外線と暑さをダブルで対策できる傘です」

軽いだけではなく暑さ対策グッズとしても優秀。2026年もよく売れると見込まれています。また、ゴリラの文字がひときわ目を引くコーナーには規格外の商品が。

『今年発売された新しいハンディファン「デカすぎるハンディファン」です』

この「ゴリラの扇風機デカすぎるハンディファン」はその名前の通り、ゴリラの顔に合わせたサイズ感が特徴。直径は、店舗で販売されている一般的なハンディファンの2倍です。

「この大きさが風を顔全体に浴びることができる秘訣(ひけつ)です」

取っ手を折り曲げて机に置くことでデスクファンとしても使え、室内での熱中症対策にも効果的なようです。

暑さ対策はこうしたグッズだけではありません。福岡市の医院では、本格的に暑くなる前に暑さに慣れる「暑熱順化」が大切だと話します。

植山小児科 植山奈実医師
「お風呂にじっくり入って汗をよくかく、手足も靴下で温める、そういった訓練をしておくといいです」

また、この時期、小学生や中学生の子どもがいる親は特に注意してほしいと呼び掛けます。

「小学生や中学生はこの時期、運動会をする学校が最近あります。5月、6月の運動会の練習中の熱中症は見かけます」

植山医師によりますと、暑さに慣れないうちに外で運動する場合は、こまめな休憩と水分補給を忘れないようにすることが重要だと言います。

「酷暑日」と名付けられた40度以上の危険な暑さ。これをきっかけに、暑さから命を守るための対策により関心が高まりそうです。

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