福岡でも「シール」大人気 転売やコピー商品も

2026/04/09 (木) 16:30

ここは、福岡市東区のショッピングモールです。集まってきたのは小学校高学年の子どもたち。バッグから取り出したのは大量のシールとシール帳。

小学5年生
「私のお気に入りはたまごっちのボンボンドロップシールです」
「あわわちゃんのマシュマロシール。もちもちしている」
「みるみるちゃんのウオーターシール。ウオーターシールは水が入ったシール」

この他にもタイルのような形をした「タイルシール」やぷにぷにとした触り心地の
「おしりシール」など種類は多岐にわたります。集めたシールで熱中するのが、友達とのシール交換です。

小学5年生
「人気のキャラクターのシールがレートが高い」

交換するとき、子どもたちが気にしているのが「レート」。人気のシールや手に入りにくいレアものは「レートが高い」といい一般のシールの何倍もの価値があるというのです。

小学5年生「(シールの)レベルがあったら交換する」

このシールブーム。特にハマっているのは小学生の子どもたちです。背景には親の世代が子どもの頃に「シール交換」が流行していた点があります。懐かしむ世代が
子どもと一緒に集めるようになったのもブーム加熱のきっかけです。

人気のシール、もとは文房具店や雑貨店などで販売されていましたが、意外なところでもビジネスとして広がりを見せています。

福岡市西区にあるショット姪浜店。アウトレットの洋服を主に扱う店ですが、一番目につく売り場にあるのは・・なんと大量のシール。
さらに、外にはシールを求めて開店前から並ぶ人の姿も。

来店客
「(オープンは10時だが何時に来た?)午前9時過ぎぐらいに来た。買えないし目当てのシールはなかなか福岡で販売されない」

客の行き先は、洋服よりもまずは「シールの売り場」?

この店ではブームをきっかけに2026年に入りシールを取り扱い始めたところ…

ショット姪浜店 スタッフ
「当初はこのぐらいの面積だけのシールを取り扱っていたが、今ではこんなにいっぱいになった」

人気商品は入荷したその日に完売することも。多い日には1日1000枚以上も売れるといいます。

母親「(記者:いっぱい持っているが?)全部じゃないです。それから選ぼうね。」
子ども「これだけ」
母親「それはちょっと多い」

しぶしぶ2つに厳選。店の外で早速お気に入りのシール帳に貼って親子でシール交換を楽しみます。

父親
「子どもたちはゲームなどで遊ぶことが多い中で自分たちが小さい頃に流行したものが新しく出始めて自分の子どもと一緒にできるのが新鮮でうれしい」

ただ、急速な人気拡大の裏でこんな問題も起きています。

記者
「フリマサイトを見ると1枚500円ほどで購入できるシールが倍以上の値段で転売されています」

さらに、人気キャラクターなどを違法に模造したコピー商品の流通も発生。貨物の検査などを行う門司税関では、2025年に初めてキャラクター入り立体シールのコピー商品について輸入を差し止めました。

品薄、そして溢れるニセ物。ブームが過熱し、シール入手のハードルが上がるなか。
子どもたちの間で、シールを手作りする動きが広がっています。お菓子のパッケージを活用してシール作りをしたSNSの投稿は70万回近く再生されました。

一方、こちらは福岡市城南区の駄菓子店。シール作りのワークショップが開かれ、子どもたちが作業に没頭しています。ブームの中でハンドメイドの商品を店頭に並べたところ、子どもたちが興味を持ったといいます。

ハンドメイドとだがしの家ちとせや 長谷川香織さん
「子どもたちがお小遣いで買えるように1個売りで販売をしていて。何十円単位で。
だんだんシールって作れるんだっていう雰囲気になって(ワークショップを)することになった」

そのシール作りには工程を減らし、子どもでも簡単に作れるような工夫も。小さな透明のケースにビーズを入れ、周りをデコレーションパーツでかわいく装飾。仕上げにお気に入りの飾りを貼りますがその糊までカラフル。

参加した子ども
「自分のオリジナルのシールが作れる。うれしかった」
「大事にする。宝物にする」

ただ、かわいいシールを貼るだけではなく、世代を超えたコミュニケーションのツールになっているようです。

この記事をシェア

最新のニュース

  • テレQ|テレQ ニュースPLUS
  • テレQ投稿BOX
  • アナウンサーズ公式Xはこちら
  • テレビ東京|[WBS]ワールドビジネスサテライト
  • テレビ東京|Newsモーニングサテライト
  • テレビ東京|モーサテサタデー
  • テレビ東京|昼サテ
  • テレビ東京|ゆうがたサテライト