日本最大の洋上風力発電所はなぜ北九州市沖にできた 

2026/04/22 (水) 16:30

岳田秀昭記者
「北九州市若松区沖合の響灘です。25基の洋上風力発電所が並んでいて圧倒されます」

北九州響灘洋上ウインドファーム。総事業費は1700億円で今年3月、運転を開始した国内最大の洋上風力発電所です。さらに近づくと・・・

岳田秀昭記者
「風車の先端は、海面から200メートルあり、近づくと巨大さが感じられます」

一般的な陸上型の風車は、最も高い部分が地上120mほどなのに対し、響灘洋上ウインドファームの風車はその1.5倍以上。また海の上なので、場所を選びやすく、安定的で高い効率の発電が、可能です。大型風車25基で一般家庭17万世帯分に当たる発電量を見込んでいて国内の洋上風力発電シェアの実に4割を占めます。発電した電気は1キロワットアワー当たり36円という、陸上風力より高い価格で九州電力送配電に20年間売電します。ところでなぜ、北九州市に国内最大規模の洋上風力発電所ができたのでしょうか?ひとつは比較的海底が浅いこと。建設された響灘の海底の深さは8メートルから30メートル、その中でも、比較的浅い部分に建てられています。さらに、建設地の近くに港湾施設があり、風車の部品を運びやすい立地だったことも理由です。そして、複雑な漁業権の交渉を北九州市が率先して行い、解決できたことなどもあります。北九州市は、風力発電関連の事業を新しい産業と位置付け、新規雇用の創出を目指しています。

北九州市 武内和久市長
「裾野の広い産業として、地元の技術力を持った企業にどんどん参画してもらう。あるいは海洋土木、物流などさまざまな産業の裾野を広げ地域経済の活性化につなげていく」

海に囲まれた日本の地理的メリットをどう生かしていくか、今後が注目されます。

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