福岡で福祉用具展示会 中東情勢の悪化が介護用品にも暗い影

2026/05/14 (木) 15:30

記者
「介護や福祉に関する最新の展示会です。私が装着しているこの商品、自動的に排せつや排尿ができる介護商品なんです」

腰の辺りに装着し、排尿や排便を感知すると特殊なシリコンで自動吸引。洗浄や乾燥までしてくれます。

自動排せつ処理装置の担当者
「基本、寝た状態で装着して使うかたちになります。一般的なおむつと比べて衛生的にもいいですし、国際的な機関からも引き合いが来ています」

「福祉用具展示会2026」の会場には、国内の20の企業が出展しました。大野城市のプラッツは介護用ベッドのメーカーです。

記者
「自動でリクライニング。首から腰にかけて持ち上がっています。これだとベッドで楽に食事ができる。すごく工夫しているのが分かります」

マットの基盤に工夫を施しました。手元のスイッチを使い、自動で持ち上がる設計です。

プラッツの担当者
「頭部の角度が変えられてあごを引いた姿勢で利用者が食事ができるので、誤嚥性の肺炎のリスクを軽減できるような機能になっています」

記者
「このほかにも会場には、さまざまなものが並びます。ただ、こうした介護の用具。中東情勢の悪化が暗い影を落とし始めています。石油を原料にした部品が、多くの用具に使われているからです」

介護用手すりメーカーの担当者
「やはり部材が入って来ないなど、多少なり今後影響が出るかもしれないですね」

先ほどのプラッツでは、影響が出始めていると明かします。

プラッツ 辻和隆さん
「例えばこういったボードと言われるもの、こちらも樹脂が原材料になっていますので、石油に由来するものになります]

影響はマットにも。

「内部はウレタンで構成されていますので、こちらも石油由来の対象になります。サプライヤーからは値上げや納期の調整などの相談が入って来ている状況です」

展示会を主催した「みんなの介護サポート」の竹下裕代さんも懸念を隠しません。石油を原料した「介護や医療に欠かせないもの」を見せてくれました。

みんなの介護サポート 竹下裕代社長
「主に介護施設で使われるプラスチック手袋になります。数が足りないと懸念されているので、定期的に決まった数量しか卸すことができない状況になっています」

つまり、過度に買い占めることがないよう要請しているのです。

竹下社長
「中東情勢、まさかここまで影響が出るとは私も思っていなくて、本当に使う人のところに、こういった手袋が届けられる日が、1日も早くくることを願っています」

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