フィッシング詐欺で福銀取引先7900万円被害 一部ネットサービス中止

2025/12/01 (月) 16:30

福岡銀行を名乗る自動音声で企業情報を盗み取る「フィッシング詐欺」の被害が県内で複数発生し、福銀など各地銀が注意を呼び掛けています。

記者
「県内の企業に不審な電話が相次ぎ、福岡銀行では少なくとも取引先6社で合わせて7900万円の被害が確認されています。このため法人向けサービスの一部を停止し警戒を強めています」

全国で増えている企業を狙ったフィッシング詐欺。今回犯人は、企業に福岡銀行を名乗る自動音声で電話をかけてきました。

「福岡銀行です。インターネットバンキングに関して制限がかかります。引き続きご利用になる場合は1番を押してください」

番号を押すと、銀行のオペレーターを名乗る人物に切り替わります。

「確認のため、メールアドレスを教えてください」

ここで聞き出したアドレスにフィッシングメールが送られ、記載されたリンクを開くと、銀行サイトの画面にそっくりな偽サイトが表示されます。利用者がIDやパスワードを入力すると、その情報は犯人の手に渡り、企業の口座から不正送金され現金が盗まれる仕組みです。福岡銀行によりますと、こうした電話は11月27日朝から相次ぎ、すでに6社で7900万円の被害が出ています。このため福岡銀行のほか西日本シティ銀行や筑邦銀行でも法人向けインターネットバンキングで他の銀行宛ての当日扱いの振り込みを一時停止しています。各銀行は不審な電話があった場合は一度切って銀行の窓口番号にかけ直すこと、不審なメールがあった場合は公式サイトからアクセスすることを呼び掛けています。

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