少子高齢化の北九州市 武内市長の活性化策は

2026/03/02 (月) 16:30

かつて100万都市だった北九州市ですが、現在は人口が90万人を下回っていると推定されます。また高齢化率は全国20の政令市の中で最も高く、市民のほぼ3人に1人が65歳以上です。人口減少・高齢化を食い止めることは厳しい中、北九州市の武内市長が打ち出す方針とは。

北九州市 武内和久市長
「成長を加速するということ。そしてその渦を広げていくこと。/その中でもポイントは高齢化も力にするということ。ベテランの力をチャンスにしていく。ベテランの力を武器にしていく北九州市にしたい」

武内市長は働く人たちの年齢層を広げることができれば、労働力が確保でき、街の活力の維持につながるといいます。20ある政令市の中で65歳以上のシニアの就業率が23%と低く、全国ワースト3番目の北九州市。これを政令市の中でも、上位にあたる30%まで引き上げるための取り組みを進めています。それは市内の企業が60歳以上の人を採用する際の支援の強化です。現在、定年退職を60歳に設定している企業が定年を延長した場合、国から企業に助成金が出るのですが、北九州市は新たに独自の助成金制度の予算化を目指しています。こちらは八幡西区にある大東コーポレートサービス。親会社の大東建託が工事会社と交わす契約書の日付や内容などに誤りが無いかチェックしています。1年半前から、他の企業を定年退職した60歳以上の人の雇用を始めました。

大東コーポレートサービスサポート事業部 塩塚亮作次長
「少子高齢化の影響で雇用が非常に厳しくてなかなか人が来づらい。今後もこの動向は加速していくと考えられているので60歳以上の人を新規で雇用して、私たちの戦力になってもらいたい活躍してもらいたい」

もともと60代以上はいませんでしたが現在では16人雇用し、最高齢は72歳です。新たに雇う60歳以上の人は建設業界での業務経験がない人ばかり。そのため業務内容に関するマルバツ形式のマニュアルを使ってトレーニングしています。2025年1月に採用された於久慎二さん66歳です。

於久さん
「パソコンを使うにあたってツールがしっかりしているので、全然初めてでもすんなり(業務に)入っていけた。年金とかもらっていますが、自分の趣味もいろいろ謳歌するためには(カネは)必要」

人手不足から60代以上の雇用を増やすなかで、この会社は北九州市が取り組むシニア雇用の支援策にも期待を寄せます。

大東コーポレートサービスサポート事業部 塩塚亮作次長
「60歳を超えたあとの雇用というところを考えるとシニア雇用というのを全国的に進めて行く必要があると考えているので、非常に意味がある取り組みだと考えている」

北九州市の企業誘致は近年好調で、2024年度の企業による投資額は3717億円と過去最高を記録。現在、進むものでは水産・食品大手のニッスイが戸畑区に国内最大級となる工場を建設中。2026年中に完成し、100人以上の雇用が見込まれています。小倉南区で電設資材メーカーの製造・物流拠点の整備が進むほか、JR小倉駅周辺ではビル建設も相次ぎ労働力確保が課題です。

北九州市 武内和久市長
「少子高齢化というのは全世界、日本はおろか全世界がこれから直面する課題です。その中でこそ、それをピンチではなくチャンスにしていくということを北九州市からやっていく、そして世界を引っ張っていくそういう街にしていきたいと考えています」

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