インフルエンザ急拡大のワケ ワクチンの効果は?

2025/12/03 (水) 16:30

山崎アナウンサー
「青空は見えていますが、街路樹の枝が風で揺れています。顔に当たる空気がとても冷たく、風が吹く度に寒く感じます日本付近には今季一番の寒気が流れ込んでいます」

福岡県内の最高気温は多く地点で夜中に観測されていて、日中も気温はほとんど上がりませんでした。全国的にあすをピークに寒さが厳しくなります。

こうした中全国で猛威を振るうインフルエンザ。福岡県でもインフルエンザ警報が出ています。県内では11月23日までの1週間で感染者が1医療機関当たり32.7人と警報の基準となる30人を超えました。警報の発表は去年より3週間ほど早くなっています。なぜこれほど早く流行しているのでしょうか?

いしざき小児科クリニック 石崎義人院長
「感染拡大の要因の一つはサブクレードKという変異株が流行していることがあげられます」

感染急拡大の理由は「サブクレードK」?皆さんは聞いたことがありますか?

街の声
「テレビでなんか言っとったね」
「ちょっと意味が分からない」

あまり知られていない様子。
そこでいしざき小児科クリニックの石崎院長に「サブクレードK」について教えてもらいました。

「A型の変異。ウイルスの変異株とういことで間違いはないです」

「インフルエンザA型の変異株」つまりサブクレードKとはこれまでのインフルエンザA型が変異したもの。ではそれがなぜ急拡大につながるのでしょうか。

「皆さんの免疫が記憶しているインフルエンザウイルスと見た目が違う。なので免疫がうまく反応してくれない。みんなが感染しやすい状態にあります」

これまでのA型とウイルスの形が違うため免疫システムが気付きにくく感染しやすい状態になっているということです。そして気になるのはワクチンの効果ですが・・・

「既存のワクチンで予防・重症化の抑制という効果は確認できています」

一方、きょう開かれた福岡市医師会の会見では。

福岡市医師会 植山奈実常任理事
「変異株が猛威を振るっておりましてインフルエンザは大流行となっていますが、ワクチンの供給状況は安定しているので安心して接種してください」

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