地震で大きな被害の熊本・八代市 地元の飲食店「もう無理だよ」と悲痛の声

2026/07/30 (木) 16:30[2026/07/30 (木) 18:26 更新]

八代市内のほとんどの地域で断水が続く中、市内で現在、唯一営業を続けているさかもと温泉「憩いの家」。自宅で風呂に入れない被災者が、温かい湯を求めて訪れていました。

被災者
「家は水が止まっていて3日間ぐらい入っていないので営業していると聞いて来ました。体がかゆかったのでさっぱりして気持ちよかったです」
「おとといの昼からなので、私は2日ぶりの風呂です。それこそ何年ぶりかに来ました。探して。どこも空いていませんでしたから。(温かい湯は)気分的にもだいぶん癒やされます」

地震発生時刻で止まったままの時計。今回の地震で大きな被害を受けた八代市の商店街です。

櫻井譲士アナウンサー
「海鮮料理を提供した飲食店です。店の前には割れてしまった食器が山のように積み上げられています」

福田勝文さん
「満席で楽しくみんなわいわいしていましたが、揺れてボトルは落ちますし、お客さんは飛ぶし水槽は割れて水は噴き出すしもう地獄みたいでした」

こう話すのは、代表の福田勝文さん。片付けをしていた店の中を見せてもらいました。

「水槽も上から落ちてきて割れてますし全部。(魚は)きのう入れたばかりです。呼子のイカ、長崎のシマアジやアラとか今週末まで(予約で)満席でしたのでその分120万円分を入れていましたが、それが一瞬で死んでしまいました」 

九州各地で仕入れた海鮮など豊富なメニューで20年以上愛されてきたこちらの飲食店。6月、約4000万円をかけて改装したばかりでした。

「保険会社に聞いたら商店街の店舗には地震保険は活用できませんと言われたからもうやめるしかないです。1回、10年前の熊本地震の時も(閉店を)考えました。従業員に75歳や80歳のおばちゃんがいて、その人達が病気になるまで(元気なうちは)頑張ろうと思って続けてきました。今回は存続する気力がありません。もう無理ですよ、存続は難しいです」

熊本県内の被害の全容が明らかになってきました。八代市にある日本製紙の工場。煙突の先端部分が崩れました。工場内では8人が死亡。安否不明の1人が7月30日に発見されましたが、容体は不明です。熊本県は先ほど、地震による死者が34人、重症5人と発表しました。

各地で多くの住宅が倒壊していて、人的な被害はさらに広がる恐れがあります。

この記事をシェア

最新のニュース

  • テレQ|テレQ ニュースPLUS
  • テレQ投稿BOX
  • アナウンサーズ公式Xはこちら
  • テレビ東京|[WBS]ワールドビジネスサテライト
  • テレビ東京|Newsモーニングサテライト
  • テレビ東京|モーサテサタデー
  • テレビ東京|昼サテ
  • テレビ東京|ゆうがたサテライト