質問に回答して「熱中症」の重症度を判定 データは医療機関とリアルタイムで共有

2026/07/23 (木) 16:30

ギラギラと照りつける強い日差しに、うだるような蒸し暑さ。7月13日からの1週間で全国で熱中症の疑いで救急搬送された人は、前の週の2倍を超える1万857人でした。街中でも熱中症とみられる体調不良を起こしたという声が多く聞かれました。

街の人
「屋外に1時間並んでいて具合が悪くなった。経口補水液を3本飲みました」
「(学校で)きょうはとても暑いので外で遊んじゃだめって言われます」
「子どもは無理をしてきつくないって言って遊んじゃって体調を崩す。(病院は)迷います。過保護かなって思う」

こうした中、救急搬送が必要な状態かどうかなど熱中症の重症度が分かるWebサイトの運用が7月に、始まりました。一体どのようなものなのでしょうか。

開発責任者 横堀将司医師
「自宅で様子を見られるレベルなのかあるいは救急車を呼んで、早く病院にかかった方がいいのかそういった判断ができる」

東京の日本医科大などが開発した、こちらのシステム。QRコードからサイトにアクセスすると、症状や熱の有無など13の質問が表示されます。順番に回答すると熱中症のレベルを軽症・中等症・重症の3段階で判定し、必要な対応を教えてくれます。全国でここ1週間の判定状況は、医療機関での診察が必要な中等症以上の判定が7割でした。

「軽症や中等症の患者さんが重症化しないようにする環境をつくることが、熱中症の死者数を減らすために非常に重要だと考えています」

またこのシステム。回答内容を自治体や医療機関にリアルタイムで共有する試験運用が、全国に先駆けて福岡県で始まっています。これにより熱中症の判定がどこでどれくらいあるのかというデータをもとに、地域のクーリングシェルターを開放したり、医療機関が患者の受け入れ態勢を拡充したりするのが狙いです。梅雨が明けてすぐの急な暑さは特に熱中症を引き起こしやすいため、梅雨明けが早く熱中症患者の多い福岡県が選ばれました。地域の状況をリアルタイムで共有できるこのシステム。その特性を生かして、熱中症の重症化を防ぐ一助として期待されています。

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