クレカ決済代行「全東信」の破産手続き開始 福岡の飲食店にも影響

2026/07/10 (金) 16:30

福岡市西区にある古民家レストラン。市内の景色を望める絶好の立地にあり、九州産の食材にこだわった懐石料理や福岡名物のもつ鍋が人気を集めています。

記者
「レジの横にはクレジットカードでのお支払いについて。決算会社が破産したためクレジットカードでのお支払いができない状況になっていると書かれてあります」

味彩よひら 桑原絢心さん
「びっくりした。急にネットニュースで流れてきて知りました」

店のスタッフが「驚いた」と語るニュース。それは。

記者
「大阪市中央区の全東信大阪本社ビルです。現在、人の出入りは確認できません。入り口には破産手続き開始を示す文書が掲示されています」

7月6日に破産手続きに入った、クレジットカードの決済代行会社「全東信」。今年3月期で、債務超過の額が600億円を上回っていたとみられています。そもそも、決済代行とはどんな業務なのでしょうか?

通常、店がカード決済を導入する場合、VISAやJCBといった多くの決済会社と個別に契約を結ばなければならず、手間がかかります。そこで、決済代行会社は店と複数の決済会社との間を取り持ち、契約の手続きなどを「ワンストップ」で引き受けるのです。今回、全国に約20万の加盟店を持つ「全東信」の破産により、加盟店の多くでカード決済が使えない売上金が振り込まれないといった問題が起きました。

先ほどの飲食店もその一つ。

味彩よひら 桑原絢心さん
「土日だと7〜8割の客がクレジットカードを利用しています」

破産を知った7月6日からカード決済を中止。さらに7月、カード分の売上金は、入ってきていません。そして9日、全東信から、一通の文書が届きました。今後について「具体的な対応方針をお伝えする段階にはない」と書かれていました。

「売り上げが入ってくるかが心配」

店ではカード決済の停止についてホームページなどで客に知らせています。予約の電話でも。

「クレジットカードのお支払いができない状態です」

カードが使えないだけではなく、売上金は回収できるのか、店の不安は募ります。

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