北九州市の中学校で初めて生成AIを使った授業が始まる

2026/07/09 (木) 16:30

北九州市八幡東区の中央中学校で行われた社会科の授業です。一見して普通の授業ですが、生徒の前にあるタブレット端末が、1人1人の思考力を徹底サポート。ポイントは生成AIです。

記者
「実はこの授業、北九州市で初めてとなる生成AIを使った授業なんです。生成AIと対話を重ねることで、思考する力をより深めてもらうという目的があるそうです」

授業では、少子高齢化など日本が抱える課題について、どのような解決策があるのかを見いだします。生徒は事前に「自分なりの解決策」を考えてきました。生成AIに自らの解決策を投げかけ、対話を繰り返しながら答えを導き出します。

生徒
「自分の意見、問題に対していろいろな角度から(解決策などを)教えてくれて自分にはない考えや新しい気づきをたくさん得ることができた」

生徒
「自分の考えを深めることができたのでこれからもっと生成AIを使っていきたい」

中央中学校は、文部科学省からAI活用を推進するモデル校に指定されています。生徒の思考力を高めるうえでどんなメリットがあるのでしょうか。

中央中学校 冨田凌教諭
「グーグル(インターネット上の検索エンジン)なら、答えを聞くことができるんですけれども(生成)AIはやっぱり対話ができるので、自分にない視点をAIがくれる。自分になかった視点を踏まえて、より良い社会を作るために、どういうことができるのか考えられるので、それがメリットかと思う」

ある議題について対話形式で繰り返し活用することで、より理解を深める助けになるといいます。一方、文科省の調査では、福岡県内の公立学校で300人以上の教員が不足する中、教員の負担軽減につなげる試みも。

中央中学校 冨田凌教諭
「子どもたちが想像しづらいこととか生成AIであればすぐに作ってくれるので、例えば第一次世界大戦の枢軸国と連合国の構図とかを言葉で説明するよりも絵で表すのが簡単なので」

わずか30秒ほどで画像が生成されました。

中央中学校 冨田凌教諭
「黒板に書いたりとか、(自身で)画像を作ったりするより、効率的で有意義なものにできると風に思う」

授業用の資料作成に活用することで、労働時間の削減が期待されます。文科省は、2030年度以降に改訂が見込まれる学習指導要領に基づき、中学校では週1から2こま程度AIを活用した授業の実施を検討しています。

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