福岡県の路線価 11年連続上昇 上げ幅縮小の要因は建築費や金利の上昇

2026/07/01 (水) 16:30

相続税や贈与税の算定基準となる「路線価」が公表されました。福岡県内の路線価の平均は11年連続で上昇しました。

路線価は、国税庁が算定した全国の主な道路に面した土地「1平方メートルあたりの評価額」です。今年の路線価が7月1日公表され福岡県の変動率は平均で4.2%上昇、11年連続でプラスとなりました。ただ上げ幅は去年の6%から縮小していて建築費や金利の上昇が要因とみられています。

県内で最も価格が高かったのは福岡市中央区天神2丁目の「渡辺通り」で1平方メートル当たり992万円。去年から2.5%上昇しました。また、北九州市では八幡西区黒崎2丁目の「ふれあい通り」が10.6%の大幅上昇。JR黒崎駅に近く便利なうえ土地の価格に割安感があることからマンション建設の需要が高まっています。こうした中、注目は春日市春日原北町3丁目の「春日原駅前通り」です。去年からの上昇率は16%。この地で80年近く続く衣料品店の3代目は。

衣料品店経営者
「若いヤングミセスとか親子連れがすごく目立つようになりました。前からいたのですが、最近よく目立つ。父親と小さい子どもなども」

不動産鑑定士の浅川博範さんは路線価の大幅な上昇の背景に「規制緩和」があるといいます。

福岡県不動産鑑定士協会 浅川博範会長
「容積率が、従来400%だったのが、600%に緩和された。その容積率の緩和が、ダイレクトに路線価に反映された」

春日市は、春日原駅周辺での建て替えについて市が定めた要件を満たせば同じ土地に、より大きな建物が建てられるようになりました。さらに土地にかかる固定資産税などを最大3年分補助する支援も合わせて実施しています。さらに。

「西鉄春日原駅の中に、レイリア春日原という商業施設が入った。そういうものの集積によって、生活の利便性がさらに向上し、マンション適地として、さらに好まれる原因」

土地や住宅価格が高騰し福岡市内に住むハードルが年々高くなる中、周辺地域に路線化上昇が強く波及しています。

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