高額療養費制度見直し 負担は増えるの?

2026/08/19 (水) 16:30

がんなどで高額な治療を受けたとき、医療費の負担を一定額までに抑える「高額療養費制度」が、8月改正されました。1カ月の自己負担の上限が引き上げられています。負担が増えるという点がどうしても気になりますが、今回の見直しはそれだけではないそうです。今回の見直し、全てのケースで負担が増えるわけではありません。治療の受け方などによって、負担が「増える人」「変わらない人」、そして「減る人」もいます。ポイントを取材しました。

訪ねたのは久留米市にある税理士事務所。税理士でファイナンシャルプランナーの資格も持つ梶原さんです。

梶原さん
「制度が変わると聞いて今までの治療が続けられるのか、負担が増えるのではないかと不安があると思う」

梶原さん自身もがんを煩い闘病した経験があります。

「高額療養費制度は、患者が治療を続けるための大切な支えです。負担が増える人もいれば、変わらない人、軽くなる人もいます。自分がどのケースに当てはまるのかを確認することが大切です」

8月から1カ月に支払う自己負担の上限が引き上げられました。例えば70歳未満で年収およそ370万円から770万円の人が1カ月に100万円の医療を受けた場合。これまで、自己負担の上限は8万7430円でした。これが、8月からは9万2940円となり5510円増えます。

ただ、全員の負担が増えるわけではありません。負担が変わらない人もいます。長く治療を続けていて何度も高額療養費制度を利用している人です。先ほどと同じ年齢・年収という条件では直近12カ月のうち、自己負担額の上限を超えた月が3回ある場合4回目以降の負担が4万4400円に抑えられています。

さらに負担が軽くなる人もいます。さらに8月からは新たに1年間の自己負担にも上限が設けられます。先ほどの年齢と年収の場合は1年間の自己負担の上限は53万円です。例えば月ごとの上限には届かないものの、毎月8万円の医療費がかかっている場合。年間で96万円を支払っていたところが自己負担の上限が53万円になることで年間で43万円負担が減る計算です。

「今回の見直しは単純に負担増という話ではありません。制度が変わっても患者さんやご家族が安心して治療が続けられるよう、分かりやすい情報提供と相談しやすい体制が必要だと思います」

この記事をシェア

最新のニュース

  • テレQ|テレQ ニュースPLUS
  • テレQ投稿BOX
  • アナウンサーズ公式Xはこちら
  • テレビ東京|[WBS]ワールドビジネスサテライト
  • テレビ東京|Newsモーニングサテライト
  • テレビ東京|モーサテサタデー
  • テレビ東京|昼サテ
  • テレビ東京|ゆうがたサテライト