福岡県・服部知事 “肝いり政策”ワンヘルス事業を当面凍結へ 約3億円モニュメントなどに批判集まる

2026/08/12 (水) 16:30

福岡県 服部誠太郎知事
「ワンヘルスという冠をつけ、明確な基準なくワンヘルス関連予算として整理してきました。額も膨らみ県民の皆さまから疑念・誤解を生じさせました。深く反省しています」

12日朝、福岡県の服部知事は肝いり政策として進めてきたワンヘルス事業について「根底から見直す」と表明。新規のワンヘルスに関する事業には当面、着手しないとしました。そもそも、ワンヘルスとは人と動物の健康、そして環境の健全性を一体として捉える考え方。県議会問題の渦中にいる蔵内議長が、推進の旗振り役です。

福岡県議会 蔵内勇夫議長
「ワンヘルスの理念と実践の普及。これから世界に向けてワンヘルスを大きく広げていきたいと思っています」

自身を「ワンヘルスの伝道師」と呼ぶ蔵内議長。選挙区である筑後市の公園には、ワンヘルスの象徴だというモニュメントが建てられています。その建設費は約3億円。これについて10日、報道陣に問われると。

「あれはね、私は評価されると思います。将来。ワンヘルスが国際的に大きな流れになってきます。ある意味ではワンヘルス発祥の地となるでしょう。そういった所にはシンボルが必要なんです」

県はワンヘルス事業に過去5年で60億円近くの予算を費やしているほか、みやま市には総事業費200億円を投じて研究の拠点となる「ワンヘルスセンター(仮称)」を建設中。多額の税金投入に批判の声が挙がっていました。

街の人
「ワンヘルスセンターは、中身がよく分からないし、他のことにお金を使ってほしいです」
「クローズアップされて初めて私たちも分かりました。あまりにも高額な予算が付いていたんだなと」

推進の背景には蔵内議長への忖度があるのではともささやかれる中、服部知事は。

福岡県 服部誠太郎知事
「ワンヘルスについて蔵内さんの指図で動いていたわけではなく、いろいろな人の意見を取り入れながら進めてきました」

県では今後、有識者による行政改革審議会で事業の必要性や予算の妥当性を検証する方針で、その結果が出るまでは当面、新規事業には着手しないとしています。

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