博多港から“ドレッシング”の輸出が盛ん ピエトロは輸出専用品開発

2026/07/15 (水) 16:30[2026/07/16 (木) 15:49 更新]

佐藤希生アナウンサー
「九州から多く輸出されている調味料とは何なのか。街の人に聞いてみます」
街の人
「しょうゆですか?日本のしょうゆはおいしいから」
「ゆずこしょう。ゆずが大分の名産だから」
「みそ。福岡では麦を作っているから」
「ポン酢。一番使うから」

佐藤希生アナウンサー
「正解はドレッシングです」
街の人
「違うやん。(普段)サラダなどにかけます」
「確かに料理作るとき、(サラダなどに)かけるときに使います」

世界的な健康志向の高まりや日本食ブームを追い風にドレッシングの輸出額はここ数年右肩上がり。2025年は過去最高となる48億円を記録しました。このうち4割近くが福岡の「博多港」から輸出されています。

門司税関の担当者
「(2025年のドレッシング輸出は)数量・金額ともに3年連続増加で過去最高を記録しています」

門司税関によりますと、博多港からの輸出が多い理由としてアジアへのアクセスの良さが挙げられると言います。2025年のドレッシングの輸出先を見ると、台湾・中国・韓国などアジアの国や地域が半分以上を占めていて、それらの国や地域と近い博多港が優位に立っているのです。

また、福岡・佐賀にある大手メーカーの製造工場と近いことも、博多港からの輸出が多いことにつながっているということです。日本産ドレッシングの人気を象徴する場所があります。

ディスカウントストア「ドン・キホーテ」日々、多くの外国人観光客でにぎわいます。

佐藤希生アナウンサー
「店内を進んでいくと、ありましたドレッシングと書かれています。大容量のものから、明太子味まで。いろいろな種類がそろっています」

「情熱価格」というプライベートブランド商品を中心にボトルがずらり。多くの外国人観光客がドレッシングを買い求めます。

韓国から
「韓国でも(日本のドレッシングは)有名です。ユーチューブなどで紹介されていました」
中国から
「日本のドレッシングは中国のよりも甘く、うまみがあります。(中国にも)日本のスーパーがあるのでそこで買っています」
台湾から
「(日本のドレッシングは)すごくいいです」
Q.台湾でも日本のドレッシングは売られていますか?
「日本ほど多くの種類はないが売られています。売られているのは台湾のドレッシングが中心です。日本のドレッシングを選んで買うときもあります」

県内の企業も海外展開に力を入れています。

ピエトロ海外事業課 長坂沙知子課長
「パスタソースなども輸出しているが、全体の中でもドレッシングは伸びています」

ピエトロは「輸出専用」のドレッシングを3種類開発。アジア・ヨーロッパなど約20の国と地域に展開しています。国内用との違いは?

「輸出用は輸送に時間がかかるため賞味期限を1年に延ばしています」

国内用は賞味期限が3カ月ほどなのに対し、輸出用は1年ほど。具材を加熱する工程を取り入れるなどして、賞味期限延長を実現しました。では、味に違いがあるのか?
国内用と輸出用を食べ比べます。

まずは、おなじみの「和風しょうゆ」

「先に日本の和風しょうゆです。この風味と言い、ほんのりタマネギの甘さ。大好き。間違いない味わいです」

「輸出用」の味は?

「食べてみて大きく味の差は食べ比べてみたら分かるかなくらいです。全く分からないです」

一方、焙煎したごまをベースにした商品は味を意図的に変えています。国内用はゴマの風味を生かした味。輸出用は?

「おいしいです。ゴマの風味はしっかり来ます。甘みがしっかり強いです」
「アジアの人が甘いものが好きという調査結果が出ました。それを踏まえ国内より甘みの強いドレッシングになっています」

海外で試食会を実施し現地の人の意見を取り入れました。また、輸出用の商品は全て小麦などを使わない「グルテンフリー」。健康志向の高まりを追い風にしたい考えです。

「ファンがあってこそ。海外でもファンを増やして着実に(輸出を)伸ばしていきたいです」

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