福岡県議会“金銭授受”疑惑 「音声データは前副議長の声」 筑後市議会では海外活動の調査求める意見書

2026/07/27 (月) 16:30

吉松源昭県議
「まず声紋鑑定につきましては中尾元副議長本人としか考えられないという結果でございました」

議長就任前に、中尾氏ら自民党県議団の複数の幹部に合わせて2000万円余りを支払ったと証言した吉松県議。そのやり取りを録音した音声データの鑑定を、東京の専門機関に依頼していました。

中尾正幸氏とされる人物
「あした、松本会長が荷物を預かります」
吉松昭源県議
「ああ、そうなんですか」
中尾正幸氏とされる人物
「あした、預かります。責任持ってちゃんと立ち会いますから」
「ちょっとね、大金やけんね、管理しとかんと」

鑑定の結果、音声は中尾氏と「同一人物である可能性が高い」としたうえで、「改ざんや編集の跡は見られなかった」としています。一方。

中尾正幸前副議長
「何度も申し上げますが、私はお金を受け取っていないです。事実無根です。正副議長のポストをお金で買うようなことは断じて許されない行為です」

吉松県議に名指しされた中尾氏は先週、議員を辞職。「音声は自分の声のようだ」と認める発言をしたものの、金銭の授受は、一貫して否定をしています。

吉松源昭県議
「恐らく、ここ15、6年の議長、副議長経験者は、金額の大小はあっても全員要求されているはずだと思っています。それぞれの議員が、胸に手を当てて思い当たる節があればしっかりとそれを真実を述べることが大事だ思っております」

27日の記者会見には、吉松県議と同様に金銭を支払ったと証言した江藤秀之県議も初めてカメラの前に姿を現わしました。江藤県議は副議長就任に際し、中尾氏に500万円を要求され、自民党県議団幹部らとのゴルフ代や車代などの名目で825万円を支払ったと証言しました。

江藤秀之県議
「本当に福岡県議会は今日本で一番だめな県議会と言われるぐらいになっています。これを変えていかないとだめですよ。本当にやるなら今しかない。今が議会改革のチャンス。今、やるべきだと思っております」

吉松県議と江藤県議は、一連の金銭授受疑惑について、「県議会のドン」と呼ばれる
蔵内勇夫議長や中尾氏ら自民党県議団の幹部に事実を説明するよう強く求めました。

記者
「一方こちらは、蔵内議長の選挙区である、筑後市です。蔵内議長の“お膝元”とも言えるこの筑後市の議会できょう新たな動きがありました」
筑後市議会 弥吉治一郎議長
「県・県議会での自主的な解決に期待してきたが、県民の疑念は依然払拭されておらず、福岡県政への信頼はいまや地に落ちています」

27日午前、筑後市議会で開かれた臨時会。県や県議会の海外活動について、真相究明を求める服部知事宛ての意見書の提出を満場一致で可決しました。意見書では、第三者委員会による公平な調査や旅費基準の見直し、運用ルールの改善を要求するほか、過去実施した海外活動について不適切な支出と判断された旅費の返還を求めます。

「蔵内議長が筑後市選出だからではありません。県民の税金が、湯水のように海外活動に使われています。はっきりしてもらわなくてはならなりません」

金銭授受疑惑に高額な海外活動など問題が山積する福岡県議会。蔵内議長は先週、定例議会が開かれる「9月までに諸問題をまとめたい」と話しています。福岡県議会は本当に変われるのか。県民の厳しい目が注がれています。

この記事をシェア

最新のニュース

  • テレQ|テレQ ニュースPLUS
  • テレQ投稿BOX
  • アナウンサーズ公式Xはこちら
  • テレビ東京|[WBS]ワールドビジネスサテライト
  • テレビ東京|Newsモーニングサテライト
  • テレビ東京|モーサテサタデー
  • テレビ東京|昼サテ
  • テレビ東京|ゆうがたサテライト