【福岡】天神地下街で地震による火災を想定した訓練 多言語で避難誘導

2025/11/26 (水) 16:30

11月25日夕方、熊本を震源とする最大震度5強の地震が発生し、福岡でも久留米市や飯塚市などで震度3を観測しました。そうした中、福岡市の天神地下街では26日、地震による火災を想定した訓練が行われました。

この訓練は、福岡市の天神地下街で毎年この時期に開かれているもので、店舗の従業員など約150人が参加しました。訓練は、震度6弱の地震によって店舗で火災が発生したという想定で行われ、通報や消火活動、避難誘導など災害発生時の動きを確認しました。

参加した従業員
「実際に火災が起きたときのシミュレーションができて有意義でした。天神地下街は客が多い場所なので二次災害を最小限に抑えられるようにしたいです」

福岡では20年前に「福岡県西方沖地震」が発生していて、福岡市などで最大震度6弱を観測し、甚大な被害が出ました。国の調査機関は、この地震を引き起こした警固断層帯による今後の地震の発生リスクを、最も危険なSランクに位置付けています。

一方、県は10月、警固断層による地震での被害について、前回2011年度の調査から死者は600人増え、1800人になると想定を引き上げました。建物被害は全壊や全焼が3万6000棟に上ると想定しています。そうした中、訓練では、外国人観光客が増えている状況を踏まえ、英語や中国語、韓国語での避難誘導も行いました。

天神地下街防災センター 神代茂男所長
「日頃の備えが一番大事です。地震はいつ起きるか分かりません、いざ起きたときに動けるように訓練が大事です」

参加者は日々の備えや取るべき行動について、改めてポイントを確認していました。

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