落とし物がAIで簡単に見つかる?福岡空港が新サービス導入

2025/11/20 (木) 16:30

空港で落とし物をした時、なかなか見つからない。そんな経験をしたことがある人もいると思います。この問題解決へ福岡空港で、新たなサービスが始まりました。

年間約2700万人が利用する福岡空港。利用者が年々増える一方でなかなか減らないのが落とし物。

空港に19日までに届いた落とし物をのぞいてみると・・・素敵な音色を奏でそうなギターに、犬の可愛らしいポーチ、さらに最近寒くなってきたためかコートもありました。

木戸優雅アナウンサー
「そんな中、20日から福岡空港に導入されたのが、こちらのスマホで完結できるサービス、その名も『落とし物クラウドfind』です」

例えば、空港で財布をなくしてしまったとき、こんなふうに利用します。

スマホで福岡空港のホームページから落とし物クラウドを開き、財布の色や形などを入力。自分の忘れ物情報を登録します。

一方、財布が預かり所に届いたらスタッフがすぐスマホで撮影。すると、AIが見た目の特徴を自動で生成し、データベースに登録されます。

あとはスタッフが照合し、情報が一致すれば利用者のもとにチャットが届くという仕組みです。

木戸
「ありがとうございます。こうしてチャットのやりとりだけで簡単に受け取ることができるのです」

新サービスの導入で福岡空港は返却率(現在25%)のアップに加え、スタッフの作業の効率化も期待しています。

福岡国際空港 今村百花さん
「これまでの5倍のスピードで作業できると考えています。落とし物を登録する作業がこれまで紙やシステムに登録して時間がかかっていたんですけど、AIで品物の判別ができるようになるので、そういった面で作業の効率化が図れると考えています」

実は、このサービス。JR博多駅や西鉄バスなど全国3500カ所以上で既に導入されていて、サービスを提供する会社は「落とし物の一元化」を目指しています。

find 大久保萌さん
「現在で言いますと、忘れ物をしたことに気付いた時にバスや電車、商業施設、空港にそれぞれ問い合わせをされると思いますが、将来的にはfindに一度問い合わせしてもられば忘れ物の情報が得られる。見つかるというプラットホームを目指しています」

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