乳がんの早期発見を ピンクリボン月間 経験者「違和感見逃さないで」

2026/10/01 (木) 16:30

10月は乳がんの早期発見のため検診を呼び掛ける「ピンクリボン月間」です。福岡県の乳がん検診の受診率は44.7%と全国34位。全国平均を下回り、半数に届いていません。検診をためらう理由のひとつは「痛み」への不安。乳がんを経験した女性の思いと痛みに配慮した検査を取材しました。

華やかな衣装でチアダンスを披露するのは音生かし、がんを経験した人たちでつくるダンスチーム「キューティーズ」です。ブロンドヘアに鮮やかなピンクの衣装のこちらの女性、ステージネームは「シャーロット」。キューティーズを立ち上げた津島雅美さん63歳です。津島さんは3年前乳がんと診断されました。

津島さん
「がんの人間が家族にいなくて、自分はならないと。うちはがん家系じゃないからっていうことが母の口癖で、がん検診は受けておりませんでした」

異変に気付いたのは。

「ある時に犬を抱っこした時に、何かふと、おかしいと思いました。触診をしてみたけど何もなかったのでやっぱり違うと思いました。もう一度何かの拍子にあれっと思った。違和感があって病院に行ったところがんでした。早く治療したいと思いました。早く、早くと思いました」

津島さんが当時受けていなかった乳がん検診。一般的な検査の一つマンモグラフィーは乳房を板で挟んで撮影する検査で痛みを感じる人もいます。街で聞いてみると。

街の人
「マンモをするときは非常にきつい」
「痛いかなというイメージ」
「痛くて恥ずかしいけど健康のために必要」

そこで痛みに配慮した検査を実施している病院を訪ねました。

検査は検査着を着たまま。専用の台にうつ伏せになります。ベッドは胸の部分が開いていて乳房を下に垂らすような状態で検査します。マンモグラフィーのように乳房を板で挟んで圧迫することはありません。この姿勢のままMRIの装置の中へ。検査中は体を動かさずうつ伏せのまま待ちます。およそ20分後。

記者
「今終わりました。全く痛くはなかったです。ただ機械の音がガガガガ・ゴゴゴと大きいので気になる方はいらっしゃるかなと思います。私は数分でその音にもなれました」

この検査は希望する人が受ける任意検診で費用は1万9800円。MRIは強い磁石を使うため妊娠中の人やペースメーカーなど体内に金属がある人などは受けられない場合があります。

乳がんが見つかった津島さんは抗がん剤などによる治療を受けました。

津島さん
「病院に行く前は不安だったり、なんで私がっていう気持ちもないわけではないけど、せっかくがんになったのだからという文脈でも考えたいなと思った」

もともとチアをしていた津島さん。治療が一段落した2024年、がんを経験した仲間とキューティーズを立ち上げました。

「キラキラかわいい世界をここにつくって、この夢の世界に入れるのはがんになった人だけだって考え始めたら、もう楽しくてしょうがなくなっちゃったんですね」

8月には、がん患者を応援するセミナーに参加。患者と一緒に体を動かし、自らの経験を今度は誰かを元気づける力に変えています。

「検診を受けて、早く見つけることが一番いいと思います」

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