福岡県議会 SNSで「攻撃的」投稿の県議 2つの問責決議案可決「県民に不信招いた」と陳謝

2026/10/01 (木) 18:00

混乱が続く福岡県議会。1日に本会議が開かれ、さまざまな議案が採決されました。中でも注目されたのが。

福岡県議会 吉松源昭県議
「自らの身分を明らかにしない匿名アカウントを利用して、県民や他の議員などに対し、攻撃的・侮辱的な行為を行うことは、県議会議員としての品位を損い、県民の県議会に対する信頼を損ねる行為であり、到底看過することはできません」

匿名アカウントで攻撃的な投稿を繰り返した林泰輔県議に対して出された問責決議案。「攻撃」の対象とされた吉松県議のほか、自民党県議団の呼びかけで複数の主要会派が連名で提出。同様の決議案が2つ提出される前代未聞の事態となりました。林県議は投稿について「炎上目的だった」と述べています。

福岡県議会 林泰輔県議
「少し挑発して、燃やす形でないと発信力が足りません。そういう意味では、あれはわざとやりました」
記者
「わざと炎上させたのですか?」
福岡県議会 林泰輔県議
「はい」

採決の結果、いずれの決議案も賛成多数で可決。一方、自民党県議団などが出した議案には吉松県議など数名が反対しました。

吉松県議
「吉松案があるから内容がそんなに変わらないです。後退した内容をわざわざ後から出すのは県民に分かりにくいです」

一連の問題について「責任を問う」とした自身の議案と比較し、自民党県議団などの議案は「猛省を促す」という表現にとどまっていると指摘しました。一方、吉松県議が出した議案には、自民党県議団の一部議員が反対しました。

記者
「吉松県議の議案に反対した議員もいたが?」
自民党県議団 渡辺勝将会長
「個人個人が考えて判断したものだと」
記者
「2つの決議案が採決されたことについては?」
自民党県議団 渡辺勝将会長
「今、県議会の問題としては、被害者と加害者が一対一で決議案を出せることが、県議会のルールの不備だと思っています」

個人間の問題にも、議会全体として対応すべきとしました。そして林県議も報道陣の前に姿を見せました。

福岡県議会 林泰輔県議
「私個人のですね、X上の投稿を発端に県民の皆様の大きな不信を招いてしまったこと、率直にお詫びを申し上げます。大変申し訳ございませんでした」

自民党県議団に離団届を提出し、1日付で離脱。今後は1人会派として活動するとしています。

「県議会議員として本来の実務に専念し、また第三者委員会等の調査にも全面的に協力し、県民に信頼される議会を取り戻すための努力を続けてまいりたいと考えております。お時間いただきありがとうございました」

文書を読み上げた後、報道陣の問いには答えず足早にその場を去りました。県議会では今議会中に、インターネット上での名誉毀損を禁じるなど、議員が守るべきルールを定めた政治倫理条例の制定を目指しています。

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