TVQ九州放送

未来の主役 地球の子どもたち

 6月30日(水)「韓国」北朝鮮からの少女
 (テレビ東京 6月26日)
【内容】いまだ緊張状態が続く韓国と北朝鮮。 今回の主人公ホン・ジョンミンさん(13)は7年前母親とともに北朝鮮を脱出(脱北)し、中国での生活を経て昨年韓国へやってきました。 母親は中国で逮捕されその後の消息は分かっていません。 それでも今は民族学校で勉強できることに喜びを感じながら、そしていつか母親に再会できることを信じて一生懸命頑張っています。こんなジョンミンさんのような境遇にある子どもたちが少なくない・・・それもまた真実なのです。

 6月23日(水)「モンゴル」オルティンドー少女
 (テレビ東京 6月19日)
【内容】今回の主人公ムンフシュレさん(11)伝統的なモンゴル民謡「オルティン・ドー」に夢をかけて母親とともに地方から首都ウランバートルに移り住んできた少女です。オルティン・ドーは誰もが歌えるような簡単なものではないのですが、ムンフシュレさんは幼いころから自然に歌えたという天性の才能の持ち主。故郷を思い出させてくれるという大草原で私たちスタッフに見事な歌声を披露してくれました。プロのオルティン・ドー歌手になるまで故郷には帰らないことをムンフシュレさんは心に決めて頑張っています。

 6月16日(水)「フィリピン」川石拾い少年
 (テレビ東京 6月12日)
【内容】貧富の格差が大きいフィリピンでは家族を助けるために子どもたちが働くことも珍しくありません。今回の主人公ラメイル君(14)の家は14人家族で、父親の収入だけではとても満足に食べることができず、ラメイル君は毎日のように近くの川に潜って石を拾いそれを売って家計を助けています。取材の日も炎天下のなか4時間以上も川に潜り石を集めましたが、残念なことに石の買い取り業者は来てくれませんでした。 ラメイル君の夢は将来大工になること。今を一生懸命に生きるフィリピンの少年です。

 6月9日(水)「タイ」漁師の少年
 (テレビ東京 6月5日)
【内容】タイ有数のリゾート地タパヤ。その郊外の小さな漁村で生まれ育った少年マイン君(11)はスポーツが大好きな男の子。そんなマイン君の一日は漁で生計を立てる家族の手伝いで始まります。早朝5時、祖父がカスミ網で採ってきたワタリガニを網から取り外すのですが、傷をつけると商品価値が下がるため、作業は慎重に行わなくてはいけません。気を抜くと鋭いカニのつめに挟まれることもしばしば。楽な作業ではありませんが、いつか祖父のような家族を支える漁師になることを夢見てマイン君は頑張っています。

 6月2日(水)「中国」二胡少年
 (テレビ東京 5月29日)
【内容】中国の地方都市ハルビンに住むワン・ゼンイウ君(10)は、中国の伝統楽器「二胡」に夢中の男の子。二胡とは、2本の弦を弓で擦って音を出す楽器で、独特な音色を奏でます。4歳のときにこの音色のとりことなったゼンイウ君、今では二胡のプロ奏者を目指すほどの熱の入れようです。一人っ子政策の中国だけに、息子が音楽の道に進むのはとても勇気のいることです。しかし、両親の理解もあってゼンイウ君は今、思いっきり自分の夢を追いかけます。

 5月26日(水)「メキシコ」世界遺産チナンパの少女
 (テレビ東京 5月22日)
【内容】今回の主役、アンドレア・チャベスちゃん(10歳)が住むのは、メキシコの首都メキシコシティ南部の町、ソチミルコ。アステカ時代の面影を残す町で、週末には観光客でとてもにぎわいます。観光客のお目当ては、“チナンパ”チナンパとは、湖に草木を浮かべ、その上に土を盛って造られた人口の農地で、アステカ時代から受け継がれている世界遺産。アンドレアちゃんの家庭は、そのチナンパの恩恵を受け、先祖代々守り続けながらこの地で暮らしてきました。しかし、観光船の船頭をしながら50年もの間チナンパを見てきた祖父は、年々汚れてくるチナンパの将来を心配しています。その思いを知ったアンドレアちゃんがはじめたのは、チナンパの自然を守る活動。今回は、そんな先祖代々守り続けてきたものを受け継ぐ子孫のお話です。

 5月19日(水)「タイ」仮面劇コーンの少年
 (テレビ東京 5月15日)
【内容】今回の主役は、タイの首都バンコク郊外に住む、ピム君。タイ王立の芸能学校を目指す11歳の少年です。そんなピム君は、町の芸能博物が主宰する劇団で、4歳のころから仮面劇「コーン」を習っていて、次の舞台にむけて毎日練習に励んでいます。仮面劇「コーン」とは、タイでは子どもたちにも大変人気のあるお芝居で、王子様が悪役の鬼を退治する物語。その中で最も重要な役回りの“鬼”を演ずるピム君ですが、ラストシーンがちょっぴり苦手。この日は町のお祭りの奉納舞台。はたしてピム君はうまく演じられたのでしょうか。

 5月12日(水)「ミャンマー」尼僧少女
 (テレビ東京 5月8日)
【内容】仏教国ミャンマー。女性の僧侶、尼僧は「ベクニ」と呼ばれています。「ベクニ」の社会的地位は高く、その戒律は男性の僧侶より厳しいものがあります。ウィナンダさん(14歳)は3年前に、自らの意思で“ミャワデー僧院”に入信しました。僧院にはおよそ300名のベクニが修行を積んでいて、下は8歳の少女もいます。ここでは、テレビや映画を見ることは禁止で、勿論、結婚も出来ません。ウィナンダさんは久しぶりに里親の家を訪ねます。出家して僧侶になると「親子関係」がなくなります。たとえ、わが子であっても「僧侶」として接しなければならないのです。なぜ、ここまでしてウィナンダさんは仏の道に入ったのでしょうか?

 5月5日(水)「ハンガリー」バイオリン少女
 (テレビ東京 5月1日)
【内容】ハンガリーの首都・ブタペストに暮らすシャーラさん(10歳)の夢は、バイオリニストになること。6歳からバイオリンを習い始め、今ではオペラハウスで定期演奏会も行っています。かつてシャーラさんは周囲に心を閉ざしていました。小さい頃、一緒に遊ぶ同年代の友だちがいない環境で育ち、1人でいることが多かったためです。しかし、バイオリンとの出会いで心が開かれます。バイオリンの音色で自分を表現することがわかったからです。バイオリンの音色・旋律はシャーラさんの心の言葉。これからも、ひとつひとつの音に込められたシャーラさんの想いは聞く人の心に確実に届いていくことでしょう。

 4月28日(水)「中国」民族舞踊の少女
 (テレビ東京 4月24日)
【内容】たくさんの民族が暮らす中国。その文化を象徴するのが「民族舞踊」です。現在、伝えられている民族舞踊は1万を越えるともいわれています。ハルピンに住むチャオ・ズートンさん(8歳)は5歳の時から、民族舞踊を習っています。得意な踊りは、内モンゴル地方に伝わる踊り「草原小俊馬」。遊牧民の少女が大草原を飛びまわっている様子をイメージしたもので、全身で羽ばたくような振り付けが特徴です。民族舞踊を学ぶことで、いろいろなことに自信がついたというチャオさん。勉強から家のお手伝いまで何にでもやる気満々です。すでに、7種類の民族舞踊をマスターし、これからもいろいろな踊りを習得していきたいと考えています。

 4月21日(水)「インドネシア」ワヤン・クリ(影絵芝居)の少女
 (テレビ東京 4月17日)
【内容】インドネシアに古くから伝わる伝統芸能「ワヤン・クリ」(影絵芝居)。ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されていて、表側と裏側から観ることができるのが特徴です。「ワヤン・クリ」には、色鮮やかな独特なキャラクターの「人形」が登場します。シスカさん(12歳)は放課後、自宅の工房で「人形つくり」を手伝います。牛の皮で作られる人形の作業のポイントは光を通す穴を開けること。穴の大きさやカタチによって、「人形」の印象が変わってくるため、正確で慎重な作業が必要とされます。シスカさんは、3年前から手伝いを始め、今ではどんな文様も彫ることができるようになりました。ここ数年、自然災害が続くインドネシア。シスカさんの村にも2006年の大地震の爪跡が至る所に残っていますが、時代を超えて「ワヤン・クリ」は受け継がれていきます。

 4月14日(水)「メキシコ」タコス少女
 (テレビ東京 4月10日)
【内容】今回の主役は、メキシコの首都・メキシコシティ東部の街、イスタパラパに住む、モンセ・コントラレスちゃん11才。父親の経営するタコス屋を手伝っています。このお店は、父親が裸一貫ではじめ、今では地域一番の人気店になりました。タコスは、メキシコを代表料理だけにライバルも多く、父親はずっと頑張ってきましたが、足に病気を抱えてからは思うように動けなくなりました。そこで、いつも店で父親のタコス作りを見ているモンセちゃん。「自分がかわりにタコスを作りたい」と思いつきます。さて、上手に作ることが出来るでしょうか?

 4月7日(水)「ハンガリー」民族ダンス少年
 (テレビ東京 4月3日)
【内容】ハンガリーの首都ブタペスト郊外の街・ビアトルバージには、たくさんのドイツ系民族「シュバーブ」の人々が暮らしています。今回の主役、ビザーシュ・ピーテル君は、「シュバーブ」の血を引く12歳の少年。最近は、民族に代々伝わる伝統のダンスに熱中しています。カラフルな伝統衣装をまとい、陽気に踊るダンス。このダンスに、ピーテル君は民族に隠された歴史を知ります。

 3月31日(水)「メキシコ」チャレアーダ少年
 (テレビ東京・テレビ大阪 3月27日)
【内容】カウボーイの起源といわれる、メキシコの伝統競技“チャレアーダ”。 メキシコでは古くから盛んに行われていて、とても人気があります。 今回の主役、ルイス・ガルシア君(9才)は、父・祖父ともにチャレアーダの騎手という家系に生まれました。 それだけに家族からの期待も大きく、将来は立派な騎手として活躍している父のようになりたいと、日々、祖父のもとで練習にはげんでいます。

 3月24日(水)「韓国」仮面劇の少年
 (テレビ東京・テレビ大阪 3月20日)
【内容】韓国の重要無形文化財「ボンサン・タルチュム」。権力への風刺や皮肉、庶民の喜怒哀楽などを表す「仮面劇」です。2年前から、仮面劇に取り組む、イ・コンキ君(11歳)。コンキ君は3年前に亡くなった父親から虐待を受けた影響で、周囲に暴力を振るい、盗みや家出を繰り返していました。しかし、「仮面劇」(ボンサン・タルチュム)と出会って大きく変わりました。今では、リーダーシップを発揮し、学校でも中心的な存在となりました。父親の死後、母親は働きずくめで自宅にはほとんど戻りません。コンキ君はよく母親の職場に行き、その日の出来事や、新しく習った仮面劇の振りなどを母親に伝えます。以前、コンキ君が荒れていた時、親子の心は離れていましたが、今、仮面劇が再び親子を結び付けようとしています。

 3月17日(水)「インドネシア」チェスの少年
 (テレビ東京・テレビ大阪 3月13日)
【内容】インドネシアはアジアで最もチェスが盛んな国のひとつで、街角でチェスに興じる人たちをよく見かけます。これまで世界チャンピオンも多く輩出し、マスリル君(12歳)は、現在、チェス・13歳の部の世界チャンピオンです。マスリル君は、過去の「対局」を全て記憶していて一手一手を正確に再現することができると言います。また、1度に50人との対局を行ったこともあり全て勝利。一人にかける時間はわずか2〜3秒というから驚きです。マスリル君が強くなった秘密は路上でのチェス。7歳から大人に混じって打ち始め、めきめきと腕をあげました。マスリル君が住むのは、スラム街の中。近所の人から鍛えられ、世界のトップになった「下町の世界チャンピオン」は地域の人たちの誇りでもあるのです。

 3月10日(水)「ハンガリー」旅サーカス少女
 (テレビ東京・テレビ大阪 3月6日)
【内容】古くからハンガリーでは、サーカスは庶民が気楽に楽しめる娯楽のひとつ。それだけに大小さまざまなサーカス団が存在しています。小さなものだと家族だけで運営しながら地方を渡り歩くような団もあります。今回取材したシンティアちゃんも家族サーカス団で活躍する12歳の少女。団長である父親の指導を受け4歳の時にはすでに舞台に立っていたといいます。シンティアちゃんの夢はサーカスで世界を旅すること、そしてもうひとつありました。それは・・・

 3月3日(水)「インドネシア」ジャワ舞踊の少女
 (テレビ東京・テレビ大阪 2月27日)
【内容】かつて、王族や貴族の間でしか踊られてこなかったジャワ舞踊。動きを抑えた静かな動作と女性の優美さが特徴です。一般の人々に広まったのは20世紀に入ってから。踊りは長いもので2時間を越えるものもあります。フィドリアナ・インドリアさん(12歳)は5歳からジャワ舞踊を始め、今、その才能が注目を集めています。ジャワ舞踊の舞踊家の多くは、王族関係者ですが、インドリアさんは一般人として王宮で踊りを披露し話題となりました。実は、ジャワ舞踊とインドリアさんには、他にもいろいろと不思議な縁がありました。番組では、世界に通用する女性舞踊家を目指すインドリアさんの夢と、インドネシアの伝統文化「ジャワ舞踊」を紹介します。

 2月24日(水)「モルドバ」養蜂少年
 (テレビ東京・テレビ大阪 2月20日)
【内容】モルドバは国内紛争の影響で経済状態が厳しく、家庭環境に恵まれない子どもがたくさんいます。オルヘイ市には育児放棄や虐待を受けた子どもたち約250人が共同生活を送っている児童養護施設があります。ニコライ君(12)は、家庭が貧しく荒れた環境だったため、ここに保護されました。この施設では勉強も教えていて、特に「養蜂」の教育に力を入れています。ニコライ君はハチの生活に興味を持ち、先生の手伝いをするなど積極的に授業に参加しています。大家族で助け合いながら生きる「ハチ」の生活を通して、人と人とのつながりや思いやりの心を学び、ニコライ君は共同生活の中で夢を見つけました。

 2月17日(水)「ウクライナ」動物学校の少女
 (テレビ東京・テレビ大阪 2月13日)
【内容】ウクライナの北東部に位置するハリコフ市には115年の歴史を持つ「ハリコフ動物園」があり、園内には動物について実践的に学べる動物学校があります。アナスタシアちゃん(10)は小学校に通いながら、放課後や土日はここで動物の飼育実習をして“命の大切さ”を学んでいます。自宅にもいろんな動物を飼っていて、家族で動物の話題が絶えません。しかし今、アナスタシアちゃんには気になる事があります。それは脳に障害がある生後10ヶ月のサルの赤ちゃんのこと。自分にできる限りの世話をしていますが、とても心配です。そんなアナスタシアちゃんの夢は「獣医になって病気の動物を救ってあげる」ことです。

 2月10日(水)「マルタ」鷹匠少年
 (テレビ東京・テレビ大阪 2月6日)
【内容】地中海に浮かぶ島国マルタはその昔、優秀な鷹狩りの鳥をローマ皇帝に献上していました。しかし今はその鳥も絶滅し、同時に鷹狩りの文化もほとんど途絶えてしまいました。そんなマルタの鷹狩りの復活を夢見ているのが今回の主人公レネ・シュクルーナ君(14)です。鷹狩りが出来ないのは鳥たちをハンターたちが無差別に打ち落とすから。そう考えレネ君は将来鷹匠になって鳥たちの魅力を子どもたちに伝えることで、むやみなバードハンティングを減らそうと頑張っています。

 2月3日(水)「モルドバ」ワイン少女
 (テレビ東京・テレビ大阪 1月30日)
【内容】東ヨーロッパに位置するモルドバは、肥沃な土壌に恵まれており、主要産業はワインづくりです。サドヴァ村に暮らすセヴェリナちゃん(7)は積極的にワインづくりを学んでいて、昔ながらのブドウ踏みも父から教わっています。セヴェリナちゃん一家は、良いブドウからでないと良いワインはつくれない…と、近くの畑でブドウの苗木も育てています。そしてこの苗木を村の市場で売っています。ブドウの苗木が売れるたびに、セヴェリナちゃんは喜びを感じています。そんなセヴェリナちゃんの夢は、両親のようにワイン工房で働いて、甘くておいしいワインをつくることです。

 1月27日(水)「ウクライナ」双子のサンボ兄弟
 (テレビ東京・テレビ大阪 1月23日)
【内容】ウクライナの国民的スポーツ「サンボ」は旧ソ連時代に誕生した格闘技。黒海に面する港町、オデッサに暮らす双子の兄弟アンドレー君(9)とアレキシー君(9)は以前学校でイジメあったのがきっかけで、サンボを始めました。強くなりたいと思う2人は厳しいコーチの指導のもと、心身共に鍛えられています。練習を終え、帰宅する2人を待っていたのは父による厳しいトレーニング。警察の幹部として市民を守る父。強くて優しい父を心から尊敬しているアンドレー君とアレキシー君の夢は「パパのように強くなって弱い人たちを守る」ことです。

 1月20日(水)「フィンランド」カンテレ少女
 (テレビ東京・テレビ大阪 1月16日)
【内容】フィンランドには古くから愛されている伝統的な楽器「カンテレ」があります。フィンランドでは最初に習う楽器がカンテレ。情操教育に良いとされ、保育園や幼稚園から教わります。ハンナ・ティッチネンちゃん(8)は、カンテレを5歳から習っています。カンテレの繊細で表情豊かな響きが好きで、どうしても弾けるようになりたい曲があり、指が痛くなるまで練習しています。“いつかみんなに聴かせてあげたい…。”ハンナちゃんは今日もカンテレの美しい音色を奏でています。

 1月13日(水)「ドイツ」剣道少年
 (テレビ東京・テレビ大阪 1月9日)
【内容】ドイツ・ミュンヘンに住むパドリック君(13)は日本発祥の武道「剣道」に打ち込んでいます。彼が通う道場では竹刀に細工をし、本物の日本刀の重さに近づけ「真剣勝負」をイメージした練習をしています。日本ではほとんど見ることのできない光景で、不思議なドイツの中の日本文化でした。剣道を始めて積極的になったというパドリック君。夢は「ドイツの剣道を強くする」ことです。

 1月6日(水)「マルタ」レース編みの少女
 (テレビ東京・テレビ大阪 1月2日)
【内容】地中海・マルタ共和国の伝統のレース編み「マルティース・レース」。かつて「マルティース・レース」は世界的にも知られていましたが、今、その技術を受け継ぐ女性たちは少なくなっています。エレイン・グリマーちゃん(6歳)は、祖母のもとで伝統のレース編みを学んでいます。マルタの歴史は侵略と支配の歴史。かつて島の女性たちは侵略に耐えながらレースを編み、マルタの産業を支えていました。エレインちゃんは、編んだものを何度も祖母にほどかれ、大粒の涙を流しながら複雑な模様を覚えていきます。決して弱音を吐くことはありません。強いマルタ女性の心意気は今も受け継がれています。

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