【内容】百人一首が書かれた札を使い行われる競技かるた。福岡県に住む自見（じみ）壮二朗君は、小学６年の時、強い選手だけが出場できるＡ級大会に小学生で唯一出場できる資格を得るほどの逸材だ。今も大学生や社会人の先輩方に鍛えられながら日々練習を続けている。日本一強い選手になる事が夢という壮二朗君。日本一の選手に与えられる称号「名人」を目指し、聖地・近江神宮での大会に挑む姿を取材しました。

【内容】未曽有の大震災“熊本地震”で大きな被害を受けた南阿蘇村。200年を超える温泉旅館“地獄温泉清風荘”の跡取り 河津奏人（かわつ かなと）君（15歳）も被害にあった一人だ。家族で営んできた歴史ある旅館も、地震後の大雨で発生した土石流で早期復興の希望を打ち消されてしまった。しかし、悲しんでばかりはいられないと復興イベントでは自慢の豚汁などを観光客に提供するなど、家族と共に復興へ向けて歩き始めた。

【内容】千葉県・市原市にあるサーキット場で、いつもジュニアカートレースに挑むのは、大村海太（うみた）くん（12歳）。 ジュニア・カデット部門でいつも高成績を上げる今年のシリーズチャンピオン最有力候補だ。6歳からカートに熱中し始め、ドライブのテクニックと瞬時の判断力は群を抜いていると評価が高い海太くん。今年の大会も残すところあと２回。シリーズ制覇に向け、予選を僅差の２位で通過した海太くん･･･だが、決戦のレースで思いがけない涙のドラマが巻き起こってしまった！

【内容】福岡県の中学1年生、古賀大聖（こが たいせい）君（12歳）。父と日夜自宅で練習しているのが空手。小学１年から始めた空手。“強い男”になりたいという気持ちと厳しい練習が実を結び、なんと3年生の時に黒帯に！さらに大聖君の力が目覚めたのが形（かた）。形とは仮想の敵から自分を守るための攻防を演舞するものだが、自分との闘いでもある。そして今年最後となる九州大会。優勝して当然というプレッシャーがのしかかる。果たして結果は…

【内容】自宅で月に数回、盆栽クラブを開いているのが、東山拓仁（たくと）君（13歳）。豊富な知識と技術で盆栽の素晴らしさを伝える姿が、女の子たちにも大人気だ。盆栽の聖地として有名な大宮にある盆栽美術館を訪れた時から、盆栽の虜になったという拓仁君。生と死が表現される日本の伝統文化・盆栽の奥深さを知り、心癒され次第に盆栽と真剣に向き合うようになったという。拓仁君は、盆栽のように受け継いで、未来へ残していける仕事に就くことを夢見ている。

【内容】2015年に全日本サーフィン大会で、女性では最年少でエントリーした松岡亜音（あのん）さん（10歳）。サーフショップを経営する両親の影響で、4歳からサーフィンを始めた亜音さん。以来、数々の国内大会に参加して腕を上げてきている。そんな亜音さんに憧れて沢山のちびっ子たちがやってくる程の人気者だ。大人たちに交じって、最高の技を決める戦う亜音さんの奮闘振りを取材しました。

【内容】さまざまなパフォーマンスで人々に笑顔と驚きを与える大道芸。三重県 鈴鹿市に住む吉田百花（ももか）さんは、プロ顔負けの技で魅せる小学５年生。父が日本一になった事のある大道芸人で、 ３歳から小道具で遊んでいる中、芸を覚えたという。今では立派な“相方”として父と共演するまでに上達した。夢は「父と一緒に日本一を獲りたい」という百花さん。京都で行われた大道芸大会での挑戦を追いました。

【内容】長崎県五島灘に浮かぶ江島（えのしま）に住む柏木聖矢（せいや）君（13）は、島でたった一人の中学生。江島小中学校の全校生徒は、小学校に通う聖矢君の弟２人を入れた３人のみ。この島で漁師をしている父の背中を見て育った聖矢君。中学を卒業したら“漁師”を継ぐ事を決めている聖矢君。この島で暮らすことを決意し、どんな荒波も乗り越えていくつもりだ。家族や島民に見守られ、13歳の挑戦が始まりました。

【内容】４ｍのポール2本を使い、技の難易度や完成度を競いあう競技「ポール・スポーツ」。2012年のロンドン五輪のエキシビジョンに選ばれるなど、五輪正式種目入りを目指す動きもでている今注目のスポーツ。今年４月に大阪で行われた全日本ポール・スポーツ選手権大会で優勝したのが、小学6年生の岩崎知愛里さん。お母さんの影響を受け、小学２年生でポールを始めた。大きな夢に向かい、ポール漬けの毎日を送っている。

【内容】林道をマウンテンバイクで疾走する中島瞳さんは、2016年7月に開かれた「第15回全国小学生・中学生マウンテンバイク大会」の小学6年女子の部で優勝。小3、小4、小5、小6と1位の四連覇を果たす腕前を持つ。マウンテンバイクを始めた理由は、お兄さんが全国大会・中学1年生男子の部で優勝するなどの活躍をしていたからだ。男子には力では勝てないけど、男子を追い抜く時は爽快だという。そんな瞳さんの夢はオリンピック出場だ。

【内容】宮城県のご当地ヒーロー“タガレンジャー・多賀城あやめ”を務める小畑詩音（しおん）さん。東日本大震災で悲しんでいる人たちを笑顔にしたいという想いから始めたヒーロー活動。コスチュームづくりやスケジュールの管理など両親の支えで行っているボランティア活動は、５年目の今や年間１００件以上の出動要請がある人気者に。みんなに笑顔を届けたいと頑張る詩音さんの活動を追いました。

【内容】小学2年の時、数検・準1級に合格し、それまで小学6年だった最年少記録を大きく更新した高橋洋翔（ひろと）君（9）。2歳の時、立体パズルで遊ぶうちに数学に目覚めてしまったという。3歳で中学生レベルの素因数分解も解けるようになった洋翔君。理系の東大生でも、なかなか受からないと言われる数検1級の試験に向けて、日夜精進している。洋翔君が説明する理論に、最後まで取材スタッフはチンプンカンプンでした。

【内容】本物のギターを使い、譜面通りに演奏するゲームでプロ顔負けのギターテクニックを披露しているのが、志田皇鳥（オードリー）さん（12）。横でノリノリで絶叫シャウトをするのが、妹の京都（ケイト）ちゃん（7）。母親はアメリカ人、父親は日本人のハーフの姉妹だ。アメリカに独りで住んでいる祖父の為、自らのギター演奏の動画を毎日「YouTube」に投稿している。今では、200万回近い再生回数となっている動画もあり、世界中から驚きの声が…。

【内容】細川粋楽（いら）君（11）は、海の生物が大好きな少年だ。ガイドをしている父の影響で、生き物が大好きになった粋楽君。2015年に謎の生き物「ヒモムシ」を発見した事から、超有名人になった。日本国内での初発見となることから、沖縄大学や北海道大学の研究者が論文で発表。世界的にも認知されることになった。 独特な頭部模様と濃い緑色の体色から、粋楽くんと父親で新称和名「ミツヤリミドリヒモムシ」と命名した。将来の夢は、水族館の飼育員だという。

【内容】昭和の風情たっぷりの銭湯の脱衣所で開催される“銭湯寄席”。大勢の観客を前に高座を務めているのが、KOHARU亭けいじろう君（13）。落語を始めた理由は、事故で大怪我をした祖父を笑わせたかったからという。努力の甲斐あって6歳の時アマチュア演芸コンテストで、最年少優秀賞を受賞した話芸を持つまでになった。兄のたいちろう君も高座に上がり、様々な場所で注目を集める二人だが･･･将来、落語家の道に突き進む意思は無いという。才能豊かなけいじろう君は、得意の落語を活かした将来を夢見ている。

【内容】日本中から大勢の観光客が押し寄せる東北三大祭りに数えられる青森県五所川原で行われる「立佞武多（たちねぷた）」。高さ20ｍ以上にもなる立佞武多のねぶた師を目指す木村颯也（そうや）君は、幼い頃から、立佞武多の迫力ある絵に魅了されてきた。学校の成績も美術はいつも5だといい、手先が器用な少年だ。所属する団体の立佞武多の色付など、ねぶた師を目指して積極的に参加している。今年の大一番に向けた颯也君の夏を取材しました。

【内容】南国ムードを誘う“沖縄の音”三線が奏でるメロディー。しかし印鑰理生（いんやく りお）君が弾くのは空き缶で作られた「カンカラ三線」という楽器。理生君は戦後の沖縄を勇気づけた楽器で、みんなを元気にする音楽を作りたいと思っている。耳で聞いた音を真似しているという理生君は「弾くのは会話するのと同じ。楽器は身体の一部」と話す。将来は、カンカラ三線を手に世界を周り、音楽でみんなと一体になることを夢見ている。

【内容】鹿児島県・口永良部（くちのえらぶ）島の伝統芸能「棒踊り」が今年復活した。新岳の爆発的噴火で一時開催が中断していたのだ。島の中学校で、長さ約９０センチの木の棒をぶつけ合う棒踊りの練習をしている武石速斗（はやと）君は、「踊りで復興をアピールできれば、熊本地震など全国で相次ぐ災害の被災者にも『必ず復興できる』励みになると思うと、心を込めて踊りたい」といいます。

【内容】阿部光貴（こうき）君（11）。小学６年生でアマチュア無線の最難関と言われる１級の試験に合格した少年だ。光貴君が無線に興味を持ったのは、祖父が世界中の人と交信している姿に憧れていたから…「無線は格好いいし、いろいろな人と話せるのが面白い、まずは47都道府県すべての人と話すことが目標」といい、将来は無線で勉強した工学を生かして、大好きなゲームのプログラマーになりたいと頑張っています。

【内容】夏野菜を使った身体にいい料理を作るのが 森之 翼（もりの つばさ）君。翼くんは、9歳の時、史上最年少で「ジュニア野菜ソムリエ」の資格に合格。14歳の時には、野菜ソムリエ・中級の資格も取得した。元々、自然で遊ぶことが大好きだったが、３歳の時、きゅうりのみずみずしさに感動。以来、野菜に興味を持って学ぶうちに、食の問題や、日本の農業の行く末まで関心が拡がるようになったという。「野菜などの食品について研究して、食を通じて、皆を幸せに出来たら」と考えています。

【内容】沖縄県豊見城市（とみぐすくし）に住む真榮城 綾香（まえしろ あやか）さん（1０）は、蝶の魅力に夢中な少女だ。特に幼虫のイモムシやサナギが 好きで、自宅で羽化するまで飼育している。毎日の観察記録の成果は2016年の沖縄県教育長賞を貰う程の立派なものだ。知れば知るほど次々と出てくる疑問に、専門家の集う沖縄昆虫同好会に参加して知識を深めている。将来は大好きな蝶や蛾の魅力を多くの人に伝えられる学芸員になるのが綾香さんの夢だ。

【内容】北九州市の名門卓球場として知られる “石田卓球場”で毎日遅くまで練習に明け暮れている舌間（したま）あずみさんは、将来を有望視されている少女だ。そのパワーの源になったのが祖父の影響。祖父の自宅には何と手作り卓球場が完備され、いつでも好きな時間に好きなだけ練習が出来る環境があった。72歳とは思えぬ動きであずみさんの練習相手を務めている。 日本中から選び抜れた代表選手たちが参加する“大阪国際招待卓球選手権大会“に出場したあずみさんの雄姿を追いました。

【内容】長崎県の五島列島の漁港にある、うずたかく積まれた漁網の上で、ギター片手に福山雅治の歌を熱唱する川口拓万（たくま）くん。 島が大好きな少年だ。拓万くんが今夢中なのが音楽。それもギター片手に歌うシンガーソングライター。小学校5年生で初めてギターを手にして以来、 独学で、今ではコードを見てすぐに演奏できるようになったという。夕食後には、父親のカラオケの伴奏にも即興で応じる程の腕前だ。 将来の夢は、「作詞・作曲もして、福山さんみたいに人々を勇気づけられるようなシンガーソングライターになりたい」と力強く語ってくれました。

【内容】樋口結花（ひぐち ゆか）さん（13）は、今クライミングに夢中な女の子だ。 中学校が終わると一目散に駆けつける場所が高等学校。実は父親が高校の教師でクライミング部の監督。小学生の頃から、父が教えるパターン壁と呼ばれる 人口の岩壁が遊び場だった。今では、父の指導のもと猛練習を重ねている。千葉県で行われた「2016スポーツクライミング選手権 兼 日本ユース選手 権」に挑んだ結花さんだったのだが、涙する結果に…。新たな目標に向かう結花さんを追いました。

【内容】拳で相手と殴りあい、肉体と魂を高め合う格闘技、ボクシング。ハングリーさとファイティングスピリットが必要なスポーツ。上原大樹（うえはらだいき）君は、ボクシングジムで小学5年の時からボクシングを続け、昨年9月東京で行われた15歳以下ボクシング全国大会66キロ級で見事に優勝した国内チャンピオンという実力の持ち主だ。「優勝は、自分一人じゃできなかったことなので、周りの人に感謝して行きたいです」と謙虚に語る。強気に前に出て打ち負けないボクシングスタイルで世界を目指す。

【内容】勝負が決まるまでわずか2秒弱、最も短い競技と言われる“飛び込み”競技。 自宅がある埼玉から週に５〜６回、東京、江東区にある国際水泳場に通う金戸凜（かねと りん）さんは今、飛び込み競技で注目を集める選手だ。両親は、ソウルやバルセロナのオリンピックで活躍した飛び込み代表選手で、兄や姉も東京オリンピックでの活躍が大いに期待される家族揃って飛び込みに情熱を注ぐ一家の末っ子。取材時に行われたJOCジュニアオリンピックカップ”に出場した凜さん。将来の目標は勿論オリンピックで金メダルだ。