宅配業者の救世主になれるか?共同住宅で荷物を運ぶロボット 福岡市で実証実験

2025/11/05 (水) 16:30

11月5日、福岡市東区の共同住宅で、ロボットを使い荷物を部屋に届ける実証実験が始まりました。物流業界の人手不足が深刻化する中、宅配業者の負担を減らす狙いです。宅配業者の負担の一つは「オートロックの壁」。

記者
「宅配業者が荷物を運んでも、このようにオートロックの場合、中に入れず再び荷物を持ち帰らないといけないことがあります。その問題をスマホで解決します」

宅配業者は配送する際、スマホの専用アプリで利用者に連絡し鍵を開けてもらいます。玄関にいるロボットに荷物を預けると部屋まで届けてくれるため、移動する負担も減ります。現在、国土交通省は玄関前に荷物を置く「置き配」を、宅配便の標準サービスにするよう検討しています。ヤマト運輸が、去年利用者に実施したアンケートでは、「置き配」を利用したことがある人が8割近くにのぼりました。街の人は。

街の人
「直接対面で会わなくて済むので(在宅時でも)使います」
街の人
「ウオーターサーバーの水などを頼みます。置き配にしたら業者も助かるし」
街の人
(Q置き配で不安な点は)「1回(箱を)破られたことがあったのでセキュリティーがしっかりしていたらいい」

「置き配」が一般になるなか、担当者はロボットを活用したシステムが、物流業界の課題解決につながればと期待します。

NTTデータCCS 須子幹雄さん
「再配達の問題やドライバーの過重労働を解決できる。あえて在宅確認をして住民の人に承認してもらうことで中に入れる仕組みで考えている」

現在は、ロボットに荷物を降ろす機能がないため人が受け取る必要がありますが、今後は、不在時でも荷物が置けるように改良を進めたいとしています。

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