鉄道会社が手がけるドッグフード 西鉄の社員が発案し開発

2025/11/06 (木) 16:30

ワンちゃんたちがおいしそうに頬張るドッグフード。西鉄が開発したものでテーマは「食物アレルギーを持つ犬も安心して食べられるごはん」国産素材を使っています。

記者
「今回、人が食べるものと同じレベルの安全性の食材を使っているというんです。いただきます。素材の味が効いています。このように人も食べられる安心・安全なドッグフードなんです」

牛肉や乳製品などアレルギーを起こしやすい食材は使っていないということです。ドッグフードは公式ウェブサイトや西鉄ストアなどで11月22日から販売、価格は1個798円です。このドッグフードを開発したのは入社8年目の社員、宮野奈々さん。きっかけは食物アレルギーを持つ愛犬の存在でした。

西日本鉄道新領域事業部 宮野奈々さん
「過去の愛犬の食事のことですごく悩みました。ドッグフードを食べるとかいて、酷い時は目の上が出血したり、耳がただれたりしました」

食事を手作りして与えるようになったところ、症状はおさまり、18歳まで長生きしたといいます。

「手作りのごはんを愛犬に与えるっていうことに対してすごく思いがありました」

その思いをぶつけたのがクロスドリームという社内プロジェクトです。「社内起業」という形をとり商品開発から予算の管理まで、提案した社員が自ら行います。5年前に始まったこのプロジェクトにはこれまで161件の応募があり7件が審査を通過。この事業で社内に思わぬ効果が現れているといいます。

西日本鉄道新領域事業開発部 末永善彦係長
「既存部門が延長でビジネスを作ってしまうとなかなか既存概念・既存の客・既存の市場から離れられないです。今までになかった物、今までになかった考え方を形にしていけます」

宮野さんは2023年、審査を通過。部署を異動して新規事業に専念しています。実際に仕事を進める中採用も経験。自らチラシをつくって社員を募集し現在2人が契約社員として一緒にプロジェクトを進めています。こうしたプロジェクトが社員のやりがいにもつながっています。

西日本鉄道新領域事業部 宮野奈々さん
「自分が好きな動物に対する仕事ができるのは夢でもあったので毎日楽しいです」

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