「思った以上に怖かった」 東日本大震災を知らない世代に地震体験を 北九州市

2025/11/07 (金) 16:30

北九州市で地元の中学生に向け開かれたのは地震の揺れを体験するイベント。市の消防局が主催していて生徒たちは「地震体験車」に乗ってリアルな揺れを身をもって感じていました。

生徒
「思った以上に(揺れが)強くて怖かったです。いろいろな方向の揺れが来たので頭を守って安全にしたいです」
「(揺れは)横だけと思っていたが、縦にも激しく揺れて動きづらいと感じました」

福岡県は10月、県内の活断層による地震被害の最新の想定を公表しています。このうち、20年前に「福岡県西方沖地震」を引き起こした警固断層による地震については建物被害が生じる震度6弱以上の地域が拡大し、前回、2011年度の調査から死者は600人増えて1800人に。建物の被害は全壊や全焼が3万6000棟に上ると想定されました。こうした状況の中、今回「中学生」に向けてイベントを開いたのには訳があります。

北九州市消防局 向尾理司さん
「今の中学生は東日本大震災が起きた頃に生まれている子たちで、実際には知らない世代です。現実に大きな災害が起きると知ってほしいです」

いつ起きるか分からない「災害」にどう備えれば良いのでしょうか?

「非常食の準備や家具の固定・転倒防止など揺れが起きる前にできることに取り組んでほしいです」

できる備えをしておくことが「もしもの時」命を守ることにつながります。

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