「起死回生の一手」 経済効果“1兆円超え”?福岡・大任町がカジノ含む「IR」誘致へ

2026/10/01 (木) 16:30

記者
「町がこれから住民向けに開く説明会には多くの人が集まっています。注目度の高さがうかがえます」

9月30日夜、大任町が開いたIR誘致に関する住民向けの説明会。町民のほか、周辺自治体の住民らも参加し会場の350席は満席。立ち見の人も出ました。IRとは、カジノのほかホテルや国際会議場などを備えた統合型リゾート施設。国は最大3ヵ所でのIR開業を目指しています。すでに、大阪の整備計画は国に認められ、2030年の開業を目指し整備が進められています。このほか、北海道、愛知などが誘致を検討しています。

ではなぜ今回、大任町が候補に名乗りを挙げたのでしょうか。

大任町 永原譲二町長
「田川地区の人口はどんどん減少しています。田川地域の振興・再生の起死回生の一手として、IRの企業誘致の構想を固めました」

誘致が実現した場合、町の試算では町内の人口を上回る7000人の雇用を生み出し、年間1300万人が訪れると想定。県内の経済効果は建設時で約1兆円。開業後は毎年、約6500億円にのぼるとしています。また、あくまで「誘致」であり公金は投入しないと強調。町にはすでに複数のIR事業者から問い合わせがあるということです。町民は?

大任町民
「バスも通らないし、電車もないところです。衰退した田川地域が良くなると思い、夢を持ちました」
「人口が減る、産業も来ないので良い夢です。何もしなかったら廃れていくばかりです」
「元々あまり筑豊地区は、印象が良くないです。カジノなどがあると、変な印象がつくと嫌です」

一方、実現へのハードルは高く、過去には、長崎県の計画が初期投資額の調達に懸念があるとして、不認可となった例も。また、国への申請には県議会の同意も不可欠です。さらに、説明会では他の自治体から来た参加者から「ギャンブル依存症」などを懸念する声が挙がりましたが、町長は。

大任町 永原譲二町長
「ここには鉄道もなければ、バスもありません。そういう過疎地域が自力で頑張ろうとするのに水を差しますか?大任町の中にラスベガスをつくります」

大任町は、12月の県議会で議決を得たい考えです。

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